今日のタイトルはどんな意味か分かりますか?
結構一般化して来ている、歯科医院での歯のクリーニングの総称です。
20世紀終わり頃までは、歯科医師でも知らない人がいたと思います。
PMTC=Professional Mechanical Tooth Cleaning ですが、当院ではMechanical 以外の手段も含めているので、広義の Professinal Tooth Cleaning=PTC と呼んでいます。
まずは歯石除去、そして磨きにくい部分の歯垢(バイオフィルム)を除去、ステインなどの歯のくすみを磨き取ると、大まかに3ステップです。
術者によって順番や使用する機器や材料は異なると思いますが、最終的には綺麗にスッキリなります。
PTCによって虫歯菌や歯周病菌が棲みつくバイオフィルムを除去できるので、広く予防効果が期待できます。
昨日は有給休暇のスタッフもいて人員不足でしたので、いつもは歯科衛生士に任せているPTCも若干行いました。
大まかな歯垢除去は術者磨きでOKと思います。特に低年齢児では機械的処置は得意でありませんので、これが主体になることもあります。
歯科医院用のクリーニング剤を使用することで、弱めの着色(ステイン)も除去できます。
これは当院でメインに使用している、クリーニングジェル。
歯の先や出っ張っている部分は、ステインはつくことはあっても歯石歯垢はあまり付着していません。
上のようなアダプターを付けることで、特に歯ブラシでは磨きにくい部分の清掃ができます。
当院では音波振動の小さいブラシ(ソニックフレックスブラシ)を使用しています。音波歯ブラシの歯科医院バージョン的です。
磨き残しが続いたしつこいバイオフィルムは、若干除去不足がありますので、手用器具を歯の生え際から若干歯周ポケット内に当てて、こさぎ取るようにします。
デブライドメントとかディプラーキングと呼ばれている手順で、予防の観点では重要です。
仕上げは、歯をラバーカップ全般的に磨きますが、これで歯のくすみが取れて、元来の白さが戻ります。
クリーニングジェルなどを併用します。
因みに、イラストは厚労省のHPから借用しています。
昨夕、診療が終わって、自宅から午後7時の空。
台風通過も涼しくはなりませんので、今から残暑の時期でしょうか。
13日〜15日はお盆休みですが、帰省はすませましたので、普段できないことを済ませるために与えられた時間ですね。
心身ともスッキリさせて、お盆明けを迎えたい。
ふたつき子ども歯科 http://fc-dental.jp.net
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