福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

第1期矯正治療のタイミング

2024-01-23 | 歯並び、矯正の話

小学校終わり近い患者さんの、第1期矯正治療の歯並び改善例です。
上の犬歯位置の不良例は珍しくなく、この患者さんもそうです。






すべて永久歯に生え変わり、暫くすると奥に第2大臼歯が出て来る時期です。
このような部分的デコボコがある場合、そのままにしておくと、第2大臼歯が出て来ることでスペースが閉鎖して悪化が予測されます。
なので、その前のタイミングで、まずは上の歯ならびのみの改善をスタートしました。






上の歯並びすべてにブラケットを付けて、半年ほどで一旦終了です。
デコボコ側に上の前歯の真ん中もズレていましたが、終了時には一致しています。
この患者さんは暫くすると保護者の方が海外勤務になるので、その前のタイミングで治療したということもあります。
片側の歯並びのみの治療なので、終了時には噛み合わせは安定していません。



下の歯並びはデコボコですが、この患者さんは反対咬合系の骨格があるため、今後の思春期発育で噛み合わせの変化(悪化)が予測されます。
上はリテーナー装着で経過を観ますが、数年後に全体的矯正を考える時期が来るでしょう。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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