福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

家庭でのフッ化物使用 オススメ

2020-03-01 | フッ素について

前々回のブログでも書いていますが、フッ素は虫歯予防では強い味方です。
歯周病と比べて、ここまで虫歯が減少してきているのは、日本では21世記になって、フッ素製品の普及や国民の認識が進んだことによるものでしょう。



家庭での毎日のフッ素ジェルの使用が、最も簡単で現実的に実行しやすい方法と思います。
左は1450ppm(日本では上限の濃度)、右は最も一般的な950ppmのフッ素ジェル。
950ppmの製品は子どもを対象にしているため、色んな味やフレーバーがあります。
最近医院で購入した製品に、小さいカップが付いてきました。
フッ素ジェル使用後は、うがいは1回のみ少量の水(多くて15ml)で30秒ほどブクブクうがいという、イエテボリ法に準じた使い方をして下さい、ということです。
もちろん、ジェル使用後は唾液を吐き出すのみでうがいはしないでも全くOKです。どちらか実行できる方で大丈夫です。
家庭用低濃度フッ素の毎日使用は、特に初期虫歯の再石灰化効果が大きいことがわかっています。
中高生で虫歯リスクが高いのではと思われる患者さんには、1450ppmのフッ素ジェルの使用を勧めています。

新型コロナウイルス感染防止のため、福岡市でも3月から学校は休みに入ります。
来院予約を先延べしますという連絡の一方で、学校休みのため午前中からでも来院できますという連絡もあります。各ご家庭の事情も様々でしょうね。
歯科は患者さんからのHIVや肝炎ウィルスの感染リスクがある分野ですので、早い時期からユニバーサルプリコーション(すべての患者さんが感染者という前提で対処する)という考え方が普及しています。
当院でも、歯を削ったりクリーニングする折には飛沫による目からの感染予防で、必ずゴーグルを使用しています。
このような歯科医や歯科衛生士自身の感染予防もですが、歯科が患者さんから患者さんへの感染をさせる場にならないように、器具の消毒滅菌や患者さんごとに手袋を交換するというのが常識になっているわけです。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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