福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

上唇小帯の年齢的改善

2021-07-14 | 口の中の問題

上の前歯間には上唇小帯、舌の裏側には舌小帯があって時々問題になりますが、上唇小帯の太さや付着の問題は年齢とともに改善していくことが殆どです。
重症の状況が続いた場合、前歯の歯並びに影響が出てくることがありますが、判別できるのは小学校後半頃で、それまでは経過観察でOKです。
舌小帯短縮では小帯の状況はほとんど変化せず、重症の場合滑舌に問題が出てくることもあり、両方のとらえかたは異なります。
最近の論文でも、1歳から6歳までの調査で、年齢とともに正常に移行する割合が増えるという報告があります。







数字が大きくなるほど重症と考えられますが、1歳と3歳では明らかに正常型が増えて来るので、この時期に改善が期待できると言うことですね。
実際経験的にも、1歳半健診と3歳健診でチェックすると、上唇小帯付着の問題は3歳児ではかなり減少していることを感じます。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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