福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

イエテボリ法

2019-05-08 | むし歯予防の話

帰宅後、何気にNHKテレビを見ていたら、ガッテンで虫歯予防の特集をしていました。
虫歯予防にはフッ素の効果が大きいこと、そして予防先進国のスウェーデンが元祖のイエテボリテクニックが紹介されました。
虫歯予防には、歯磨きや甘味食品の制限も重要ではありますが、予防先進国の虫歯を減少させたのは、何よりフッ素の有効利用です。
当院でもイエテボリテクニックのコンセプトをもとに、フッ素ジェルやフッ素入り歯磨きの使用と、歯磨き後は歯磨き剤を吐き出すのみでうがいはしない、またはする場合でも少量の水でぶくぶくうがいを1回のみにするよう指導しています。
要は、歯磨き剤のフッ素をしばらくお口の中に残すということが重要なわけです。
実際、スウェーデンの家族の歯磨き風景も紹介されましたが、歯磨き剤をたっぷり使用し、歯磨き後は吐き出すのみでうがいはしません。
私自身、イエテボリ法を知ったのは20世紀終わりで、開院以来、基本この方法を患者さんに勧めています。
歯磨き剤やジェルの量は年齢によって加減しますが、あまり少量だとか低濃度だとフッ素の効果は期待できません。
番組に登場した真木先生(東京歯科大)も、この方法が日本でも一般化すれば・・とコメントされましたが、私も全く同感です。
通常の歯磨き剤ですと、泡が立ったり、研磨剤のジャリジャリ感があると思うので、当院ではフッ素ジェルの使用の方をお勧めしています。






自宅の洗面所。いくつか歯磨き剤を使用していますが、私自身もあまり使用後にはうがいはしません。
歯ブラシは、現在はソニッケアのダイヤモンドクリーン。実際にはエコノミー価格のイージークリーンで充分です。
もちろんフロスはマストですが、現在は100均のものを使用していて、全く問題なしです。
成人している息子たちも、虫歯ゼロですが、フッ素ジェルとイエテボリ法が普通という育ち方をしていますね。






ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

コメント
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