矯正歯科では毎年 YEAR BOOK なるものが発刊されていて、ほぼ毎年購入しています。最近の流れや考え方が学べて、大いに参考になります。
最近、小児歯科分野の YEAR BOOK が多分初めて発刊されましたので、購入してみました。
かつては小児歯科といえば、いわゆる子どもの虫歯の治療と予防が中心で、虫歯の多い時代は、例え他のことをやりたくても余裕が無かったとも言えます。
虫歯が減ってきて予防が中心になり、わたくし的には、やっと虫歯以外の部分でも小児の口腔のトータルケアができる時代になって来て、これからやるべきことは無尽蔵にあるなと感じているところです。
今までと変わらずむし歯治療に専念し続けた小児歯科医では、ある種次の展開に行き詰まりを感じている人もいるかも知れません。
小児歯科分野のリーダーシップをとるべき小児歯科学会は、どのような近未来的コンセプトを持っているのだろう? 良く見えて来ません。
そこでこの YEAR BOOK。九大小児歯科同門で現在学会長(理事長)のY教授を始め、なかなかのメンバーが寄稿しています。
私自身は、いわゆる21世紀の小児歯科というコンセプトは明確に持っているつもりですが、リーダーシップをとるべき人たちがどのように考えているか、大いに興味があるところです。
この程度か、とがっかりするか? 同志はいっぱいいるなと勇気づけられるか?
早速読まなきゃね。
毎年とまでは言いませんが、今後も続けて発刊されることを望みます。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam