当院では6~8月、9月~12月の時期、それぞれ歯科衛生士専門学校の臨床実習を受け入れています。
先週今週は2名の実習生が毎日、当院で実習を行っています。
当院は虫歯や歯肉炎の予防で来院する患者さんが多いので、歯科衛生士にとってはその実力を発揮できる場ではないかと思っています。
多分一般の歯科医院と比較して、虫歯予防処置や指導の割合がかなり多いと思います。予防は歯科医院ではないとできない高濃度フッ素の塗布とか、シーラントなどの処置はありますが、日々の家庭でのケアの重要性も大きいものです。日々のケアを、患者さんや保護者の方が、いかにモチベーションを持って継続していただけるかということなんです。
歯磨き法やフロスの使い方も指導ではありますが、広い意味での指導として家庭でのケアを持続してもらうのが歯科衛生士の腕の見せ所です。
当院の歯科衛生士が、患者さんの合間で歯科用セメントの練り方を教えています。
見ていると簡単そうですが、やってみるとなかなか、というのが常です。
当院では、虫歯や歯肉炎は予防するもの、というのは患者さん側でも常識ですが、世間一般ではまだまだのようですね。
歯科医師やスタッフ側がそのような意識がないというか、余裕がないというか?
同じ日本でも地域格差も含め、数十年の隔たりを感じたりします。まだ20世紀とか、まだ昭和とか・・・・。
いつになったら、予防歯科がメジャーになるんでしょう? まだ、ちょっとしか光が見えません。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam