6月の最初は、昔で言えば虫歯予防デー、今は歯と口の健康週間です。
虫歯予防だけではなく、歯周病予防や食べ方も含めたお口の健康を考えましょう、という時代の変遷ですね。
英語では結構前からオーラルヘルスという言葉がありましたが、これをお口の健康と訳すと、それって何と言われる時代がありました。
福岡県歯科医師会でも、最近フッ素の使用を推奨するパンフレットを作製しました。
世の中メジャーの成人の歯科では、まだまだ治療が主体で、歯周病予防がボチボチというところではないでしょうか。
小児歯科では、定期健診や虫歯予防は随分以前から普通で、やはり実際患者さんで虫歯リスクを減らしたり、初期虫歯が再石灰化する場面を見るという、予防の前線にいるからだと思います。
成人では、昔治療したところが悪くなって再治療という場面も多いので、少なくとも虫歯予防という実感が湧かないのも無理ありません。
虫歯予防にはもう遅すぎる、ということでもあるでしょう。それなら歯周病予防には皆さん頑張ってもらいたいと感じるところです。
パンフレットはつくったけれど、実際のところ歯科医師がどの程度本気でフッ素を使用した虫歯予防に取り組むか? というところは成人歯科の環境からすると容易ではないように思います。
むし歯にしても歯周病にしても、歯科医&歯科衛生士が本気で予防を考えなければ、患者さんはその気にはなりません。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam