福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯の白濁

2012-06-02 | 口の中の問題

矯正治療の患者さんでは歯の5枚組の写真を撮影しますが、歯並び噛み合わせだけでなく、他にも問題があることがあります。





この患者さんは上の前歯が上下逆に噛んでいましたので(反対咬合)、簡単な装置で数か月で噛み合わせを改善。その後一旦装置を外して、隣の歯が出てくるのを経過観察しています。
ほぼいい位置から出てきていますので、このまま経過観察としていますが、向かって左側の2番目の歯(側切歯)の先が不透明に白濁していますね。これはエナメル質形成不全と呼ばれ、歯の質が緻密にできていない、すなわち歯の質が弱いと思われます。原因不明のことが多いのですが、上の前歯の場合、乳歯の時期の外傷が原因として考えられます。また乳歯の虫歯が重症で、永久歯が形成される時期に、先にある乳歯の感染で形成不全が発生することもあります(ターナー歯と呼ばれます)。この患者さんの場合、乳歯の時期に歯をぶつけた既往があります。形成不全の場合、この白濁は表面的なものではないので、歯磨きを頑張ったからといって除去できるものではありません。
歯と歯の間とか、噛み合わせ部分に発生した場合には積極的な予防が重要でしょう。





こちらは、やはり反対咬合で治療前の記録写真です。写真左下隅に見える奥歯、生え際部分がライン状に白濁しています。これは同じ白濁でも虫歯の初期です。ここで積極的な予防をすると、もとに戻るか初期虫歯でストップします。ちなみにこの患者さん、上の真ん中の前歯(中切歯)、向かって左側は歯の真ん中付近に軽度形成不全が見られますね。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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創立記念日と文化祭

2012-06-02 | できごと

長男の通う高校は、昨日が114回の創立記念日、昨日と今日は文化祭が催されます。
昨日の朝は記念式典に招かれ、PTAとして、お祝いのスピーチを致しました。
創立記念日というと、学校の歴史を振り返り、伝統を学ぶよい機会と思います。
私は卒業生ではありませんが、式典で校長先生や同窓会長のお話を聴いて、ついでにというか、歴史と伝統を知ることができました。
さて文化祭はプログラムをみると2日間で盛りだくさんな内容です。PTAも今日はチャリティーバザーのお手伝いです。
わが息子も、ボランティア部として障害者の施設でつくられたクッキーの販売、東日本大震災の募金を行ったようです。
つり銭が要るということで、昨日は急きょ当院で予備に用意しているものを貸出しましたが、クッキーはすぐに売り切れて好評だったとのこと。つり銭も不足なく無事でした。「今日も多分1時間で売り切れだね」とか言ってました。









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