福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

虫歯の初期にご用心

2012-06-09 | むし歯予防の話

中学生の女子2名のお口の中の写真。
共通しているところは、歯の生え際が不透明に白濁している部分が多いということです。







歯の生え際部分ですから歯垢が残りやすいところで、虫歯だけでなく歯肉炎、歯周炎予防の点からも重要なところです。
白い歯垢が付いていて、磨いても取れないという場合は、実はすでに虫歯初期なんです。初期虫歯になるとエナメル質表面がざらざらになって、歯垢が付きやすい状態をつくってしまい、悪循環におちいります。
意識して丁寧に歯磨きすること、歯科医院での定期的フッ素塗布に加え、家庭での低濃度のフッ素ジェルなどの使用が必須です。もう一つはこのようになる可能性のある食生活を見直すことです。食生活とはジュースや炭酸飲料などの飲み物も含めます。
中学生くらいはお口のケアは基本自立しているわけですが、将来の虫歯、歯周病を左右するポイントの時期であることは間違いありません。
このように歯科医院に受診する患者さんは予防メニューで回復可能ですが、受診せずにそのままになっている人口のほうが実は多いのではないかと思います。学校検診はそのようなグループを見つける役割があると思います。健診結果で治療勧告がなくても、虫歯初期とか歯肉炎傾向とかにチェックがされている場合があります。そのような場合こそ、予防や回復が可能なわけですから、やはり受診して予防処置や指導を受けて欲しいな、と感じます。






ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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