福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

抜かずに歯並び噛み合わせが良くなる場合

2011-06-03 | 歯並び、矯正の話

永久歯が全部出揃っている中学生です。ぱっと見には上の前歯の歯並びが良くありませんね。斜め横から見ると3~5番目あたりの歯は上下噛み合っていませんし、上の歯並びの幅が狭いので、その後ろの奥歯の噛み合わせも良くありません。とにかく物を良く噛めないのではないかと思われる噛み合わせです。歯並びだけで見ると、下の歯並びは悪くありませんね。
この患者さんは、上の歯並びの幅を半年間位拡大した後全体的な装置を使いましたので、開始から2年位かかりました。しかし、永久歯を抜かずに治療できました。





なぜ抜かずに歯並び噛み合わせがきれいになったんでしょう? ひとつは上下で拡大効果というのが異なっていて、上の歯並びの拡大は効果がでやすいからです。さらに年齢的に高校生くらいまでですと、その効果が期待できるという理由です。簡単に言うと、あまり問題ない下の歯並びと調和するように上の歯並びを変えたということです。下の歯並びもデコボコの患者さんでしたら、抜く治療の可能性は上がってきます。










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