先日のブログで紹介しました咀嚼トレーニング用ガム、サンプルをもらいましたので実際噛んでみました。やはり噛みごたえがあって、ずっと噛んでいてもあまり軟らかくなりません。そのうち、大人の私でも咬筋が若干疲れたような感覚になります。ガムというのは、奥歯でものをすりつぶすように噛むわけですから、業界でいうところの、チョッピングではなくてグラインディングする顎の動きになります。これが特に下の歯並びの拡大に繋がるかはさらに研究が必要とは思いますが、奥歯の元来の咀嚼であるグラインディングが促されれば、やはり望ましいでしょう。
このガム、もちろん甘味はキシリトールなのですが、薄味なので、もう少し味をしっかりつけると、噛みたいな~というモチベーションというか、楽しく噛めるのではないかというのが私の意見。
ちなみに右の歯型でつくっている装置は、矯正治療後に後戻りを防止する保定装置、そして、前歯が噛みあっていない患者さんの前歯を内側に移動しながら、舌の位置を覚える訓練も兼ねる装置です。どちらも基本的形態は同じです。私の場合、装置は診療の合間の時間で自作しています。作製途中でたまたまデスクに置いていましたので、ついでに。
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