私も日本歯科医師会の会員ですので、歯科医師会発行の雑誌や広報が届きます。歯科関係の業者とのコラボで医院内に掲示できるポスターも時々同封されています。
昨日届いた広報誌に同封されていたポスター、「むし歯予防にフッ素を見直してみませんか?」との患者さんへの呼びかけです。
見直すというのは何か変だな~~? フッ素は何だか流行もので、「昔流行って今すたれているけれども、割と効果あるから歯科で塗ってもらったら~」みたいに理解されませんか?
当院の現状からも感じることなのですが、患者さんや保護者の方のむし歯、歯周病予防への関心はどんどん高まりつつあるように思います。フッ素に対する関心ももちろん高く、見直すというレベルはどこか違いますね。
むしろ日本の場合はフッ素に対する評価が低いという歴史があって、最近やっと外国並みになりつつあるという状況です。「むし歯予防の強い味方、それはフッ素です」くらいにストレートな表現ではいかがでしょう?
アメリカで臨床をやっていた時の感触でもあるし、種々のデータから言えることは、むし歯予防に一番効果的なのは歯みがき(プラークコントロール)よりもフッ素ですね。