帰宅すると階段の踊り場付近からわが子たちの声がします。
「来て、来て～、皆既月食よ。」「あっ、そうだった。」と南東の空を見上げると、昨日ほぼ満月だった月が三日月に近くオレンジ色になっています。雲がかかっておりいまいちではありました。
話題はかわって、1冊の本。リチャード・カールソン著の「小さなことにくよくよしない88の方法」（王様文庫、552円）という本があります。彼はかのベストセラー「小さいことにくよくよするな！」 （Don’t sweat the small stuff）の著者で、これはそのシリーズの1冊。
英語ではDon’t sweat the small stuff for men となっています。この本はいわゆるビジネス系のハウツーが書いてある訳でなく、いろいろな場面における気持ちの持ち方を示唆した内容です。
Sweatはくよくよというよりもイライラに近いと思いますが、最近の情報過多の歯車社会ではその中にはまり込んで何かとイライラすることが多いですよね。この本には88の方法が書いてあるわけですが、具体的に何が書いてあったかはほとんど覚えていません。
しかし、イライラした時に、「所詮自分の気持ちがそうなってバタバタしているだけ」と客観視すると、なぜかイライラしている自分が馬鹿らしくなります。イライラは感情だから、自分の気持ちに他ならないのですが、ワンクッション置くことで、イライラの原因が小さいことに思えてくるのは不思議です。
私はもともと楽観主義でのんびりしているのですが、この本の影響でさらに楽観的になっているかも知れません。
覚えていないわりに役に立っているかも知れない1冊、もう1回読み返してみます。
一瞬であなたは変わりませんが、私には影響があったかも。
