福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯科健診第2弾

2007-05-17 | 口の中の問題
先週の保育園歯科健診に続いて、今日は中学校の健診に出かけました。当院のある地域の歯科医師会会員で分担して小中高の歯科健診を行っています。
今回女子校ではあったのですが、集団健診を行うと、年齢的・時期的な特徴や問題点が分かって参考になります。
中高生はもちろんすべて永久歯になっておりむし歯リスクも高い時期ですので、ライフサイクルを考えると最もむし歯予防が重要な時期といえます。実は集団歯科健診では歯間のむし歯チェックは実質無理なのですが、永久歯が出揃った時期以降はいちばん奥歯の第2大臼歯と前歯奥歯にかかわらず歯間のむし歯リスクが高くなります。
また、歯石や歯肉炎も結構見られるようになり、大人と子どもの中間の病態を示すように思います。成人に向けて歯周病予防のケアが重要になってくる時期でもあります。
丁度部活や勉強が忙しい時期で、親も子どもの口の中のチェックは実質できない年齢ですので、予防を重視している歯科医院で、時々はむし歯&歯周病予防指導と処置を受けて、自分のお口の健康は自分で守るという関心が自ら高まって大人になれば理想です。
当院でも、小学校高学年位からの自分で考え行うむし歯&歯周病予防プログラムを充実させたいと試行錯誤中です。
今回の歯科健診を行って、虫歯や歯石、歯肉炎の状態をみて、やはりそうなんだと再確認したところです。
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