熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

弦は弦でも

2006年10月31日 | 番外


前回の食事編の続きですが、土鍋+おくどさんで炊いた新米ごはんを3膳いただき、
絶品おこげも堪能した後、近所の京大博物館見学。
湯川秀樹・朝永振一郎生誕百年記念展です。

丁寧な解説付きで、門外漢でも退屈しませんでした。

やはりノーベル賞受賞者の親御さんは、将来を見越しているのかどうか、少年のころのお習字や、絵などもきちんと保存しているのですね。
それとも、天才児は自分で保管していたりして。

物理って、まるで宇宙人みたいな謎の世界と記号どした。
宇宙線が降ってくるのも特殊装置で見せてもらった。

ただし!という言葉に過剰反応するワタクシ。

時間空間は点の集まり(←ここから理解不能)ではなくミクロな弦の集まり(ハ~?)であるとし、さまざまの素粒子は弦の違った振動状態の表れだ(エ~?)とする。
超弦理論は、時空が余分の次元をもつ(3次元以外に?)ことを示唆しており、われわれの世界がなぜ3次元かを理解させる可能性を秘めている。(絶句。。。) のだそうです。

イメージがぶっとぶようなお話です。
この研究者で、趣味が弦楽器の人いるかな。関係ないか。

展示の中で、第2次世界大戦当時と今との核兵器の量を比較するパネルがあった。
科学の発展は両刃の剣。
湯川氏達が生前懸命に核廃絶を訴えても、現状は地球の歴史から見たら、まばたきのような時間で異常な増加なのですね。

いろんな意味で様々な人がこの記念展に行かれますように。。。


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2 コメント

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素晴らしい (天道)
2006-10-31 14:31:39
京大博物館の見聞録、見事です。
食事の後、予想外の博物館を見学する予想外の意欲、感動の仕方も並じゃない。
そんな場所があることすら知りませんでした。
思わず行ってみたい衝動に駆られます。
見聞録の機知とユーモアに拍手です。
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照れます (フルフルハウス)
2006-10-31 17:43:47
もじもじ…
褒めて下さってありがとうございます。
京都って強烈に混雑するところと、このように人知れずお値打ちのところがあるのですね。

身元チェックもないので、大学構内散策できます。紅葉もこれから美しいはず。
地図も下さいました。
一般人ウェルカムなんでしょうか。
ちょっと不思議。
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