熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

大往生

2017年04月30日 | 番外
先日、高3担任が眠るように亡くなられました。

先月までテニスと囲碁を楽しまれ、私達とのお花見計画が、ちょっとお腹の調子が悪いとのことで中止になりました。
入院経験もホームドクターもない先生。
お腹が治らないので一応検査をされたものの入院拒否。
自宅でおとなしくなさっていて、寝たきりになったのは最後の3日間だけ。
痛みも苦しみもなく永遠の眠りにつかれたそうです。

大勢の教え子がご自宅までお別れに押し寄せました。
変な言い方ですが、とってもお元気そうな普通のお顔でした。
理想的な終わり方を示して逝ってしまわれました。

95年の生涯は全部健康!
ダンディな先生のまんま!

6月には著名な方と共に講演会の予定があったのに、果たせなかったのが何とも残念です。

年とともに先生の魅力がわかってくるようになりました。
どうして皆にあんなに慕われるのか、若い頃は正直、謎でした。

何歳になってもロマンチスト。
文学的。
おしゃれ。

思い出を検証してみると。。。

一切、えこひいきなさらなかった!
これを女子校以来、完璧になさってきたことはスゴイことです!


説教じみたことを言わない。
自慢もしない。
愚痴も言わない。

上二つは高田純次氏の名言でもあるのですが、皆で先生と彼は見た目も雰囲気も?似ていると意見が一致。

恐るべき記憶力の持ち主で、昨秋の京都で私にチェロ等の激励の言葉をかけて下さった。

元作家志望だっただけに筆マメで、年賀状の返信だけでもいろんなメッセージを皆に送り続けてこられた。
そんな先生に出会えた幸運に感謝し、これからの励みにしたいものです。

合掌



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4 コメント

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ご冥福をお祈りします。 (riko)
2017-05-08 14:11:25
ご無沙汰です。
時々読ませていただいていたのですが、どうにもうまくコメントを送る数字がわからなく失礼していました。

担任の先生のお話は以前のブログに書かれていらっしゃったので、よく覚えています。ずいぶん頑張っていらっしゃったのですね。というか肩の力を抜いて生きていらっしゃったというほうが良いのかもしれませんが。。

私も2月に母を亡くしました。もうずいぶん動けないし、おしゃべりもできなかったのですが、やっぱりそれでもいてほしかったというのは今も思います。

これからも素敵な先生のことをご友人とあれこれ思い出しては笑うような会がいつまでも続きますように。
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お母様の (rikoさん)
2017-05-10 10:35:19
ご冥福をお祈りいたします。

つい先日!?2月でしたか。
どんなにかおさびしいことでしょう。

何かと慌しく落ち着かない日々でしょうに、コメントありがとうございます。
rikoさんの目に優しくないブログ仕様で恐縮です。

>もうずいぶん動けないし、おしゃべりもできなかったのですが、やっぱりそれでもいてほしかったというのは今も思います

深く受け止めました。
先生の奥様は心臓発作で逝かれ、その日までお元気でした。
先生もあっけなく。。。
ご遺族はどんな思いだったでしょうか。

自分でどんな風にしたいか選べないのが悩ましいです。
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ありがとうございます (riko)
2017-05-10 13:35:10
書きそびれました。
実は亡くなった母から角膜をもらいました。
なので、ここにもうまく投稿できることになったのです!
この先どのくらい見えるのかまだわかりませんが、母の眼は細胞も素晴らしく、さすが大正生まれのど根性!と思っています。
91才でした。やはり鍛え方がちがいますね。
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間違えてました (フルさん)
2017-05-10 14:23:48
私の視力大丈夫かしらん。
rikoさんの名前でコメントしてました(@_@;)

すばらしい!!!
お母様、rikoさんの目の中で生きておられるのですね。
91年使用済みでも大丈夫とは、人間の寿命160歳説もありかもわかりませんね。

目、大事にお使いくださいね。

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