熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

16回目のレッスン

2009年11月15日 | チェロレッスン

昔の演奏と比較して、ちょっと感動したのも束の間、
レッスンの録音を聴いて、ゲンナリ。
一進一退ぶりがじれったい。

シーン別に全体を構成して弾くことに努めた後は、
ディティールをつめてゆくのだが・・・

○ユーモレスク
例によってぶっつけ。

(気負いすぎて)今回はがんばりすぎ、力みすぎとのこと。

・左手の形
指がバラバラ、バタバタ。
Vib.を意識しすぎて、指一本取りに行く。→力んでしまう。
2本、3本で押えられることを忘れない。
左指の団体行動は音程のために必要。
ポジションの手の形をキープして弾きなおし。

・G線4ポジ
力んでいるせいで音が割れてくる。
しっかり押えないとボケた音しか出ないからつい力む。
どうしても無理なら、D線開放弦でフォルテを出す方が得策。
無理して小指を痛めてはいけない。

諦めきれないワタシ。

G線に慣れる練習として長らくがんばってきたけど、ムズカシイ。
どうしてうまくいかないのか検証。
駒が高すぎる?・・・否。低いくらいだそう。
先生のチェロと交換。
駒高い!力要る!でも反応がとても良い!
華奢な先生がこのチェロを弾かれているのには驚き。

先生は私のチェロで易々と美しく問題箇所を弾かれた。
力の入るチェロではないとのこと。
(ひょっとして信じられないくらい微力のワタシの指?)
ただし、ウルフが出るのでファの音を今までみたいに目いっぱい弾かない。

弓まで交換しなかったけど、弓のせいではないですよね。
いい音が出ないのはワタシの弾き方ですよね。

ワタシのチェロで弾いて下さるのは珍しいことですが、
さすがに違いすぎます。

さてと、間違った方向にがんばる左手。
謎は深まるばかり。

当然右手の問題も。
もっと弓を使う。
音が出そうとしてアップが目立って聞こえる。
いつもある程度のスピードをキープして動き続ける。
弦から浮かさない。
返しで止まらない。

もう少し工夫して挑戦してみることに。

・音を繋ぐ
なめらかに繋ぐために、弓をどれくらい使うか考える。
それから、悪い癖で2度押しすることがある。

・終わり方
dim用のVib.になっていなかった。
盛り上げてどうする!
フレーズの終わり、スムーズに消え入るにはどこからどう弓を使うか。
曲の終わり、同じメロディでも落ち着き感、収束感をどう出すか。
同じフォルテ記号でも、温かい感じの音を出す。
張り上げた音にしない。

・シーンが変った時の最初の大切な音
弓のセッティングを丁寧に。

最後にVib.ナシでお手本を弾いて下さった。
いい雰囲気でています!
いかに右手の表現力が大切かがわかります。

あ~、浪曲になったり、演歌になったり、私のVib.は邪魔なことも多いのが辛い。


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