まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

三俣山(九重連山)はシャクナゲが満開です。

2014-05-28 23:28:14 | 日常
平成26年5月23日から25日
まずはお花の情報から、昨年も同じ日に久住山行を行いました。その時はミヤマキリシマは7分咲きでした。
今年は雨ヶ池、三俣山ともまだつぼみの状態でした。
週末の6月1日が山開きで満開のミヤマキリシマが期待されているのに今年は7日以上遅れているようです。
他地区の花の開花状態は法華院山荘付近でちらほら、久住山南斜面の赤川へ下る1400m付近では7分咲きでした。その代り5月中旬までのシャクナゲが満開で楽しませてくれました。

昨年に続き今年もまた中型バス満杯の25人(男性9名、女性16名)で実施しました。
福山発が19時、私たちは21時20分宮島SAで合流。車内では安全登山をお願いし、今回の山行中に起こりうる危険についてお話しました。大分道の玖珠SAで3時間余り仮眠。予定どうり7時30分に登山基地の長者原に到着。天気もよし、準備体操をして、4班に分かれて雨ヶ池に向け出発。郭公の声を聴きながら、新緑の気持ちの良い山道を歩くこと1時間雨ヶ池に到着。途中の泥んこ道にみんなで石を持ち寄り敷き詰めて歩きやすくしました。ささやかな自然保護です。雨ケ池から南峰までは標高差450m、急峻なスカイラインを登るのである。登山道は下見の時確認しているので不安はない。池をめぐり、藪をかき分け、雑木林を進むと黒く掘り下げられた登山道に出る。道は黒い火山灰だからよく滑ります。草や木をつかみながらの登りです。下見の時 に確認していた危険個所にフィックスロープを設置する。淡いピンクのシャクナゲが出迎え疲れを吹き飛ばしてくれる。今年は遅くまで咲いていますね。ありがとう。稜線の小鍋分かれに出ると視界が開ける。もうひと踏ん張りして南峰に立つ。ここで班長さんたちが準備したサプライズ「お初の西瓜」をいただく。渇いたのどに冷たいスイカ「最高です」「ありがとうございます」「こんな重たいものをよく運んでくれました」みんな感謝していただく。山頂で昼食をとり360度の展望を楽しむ。西峰経由してスガモリ越えに下る。この辺りはたくさんのミヤマキリシマがあるのに全く咲いていない。今年は遅くて駄目ですね。途中滑りやすいところでザイルを使いました。スガモリ越えは今は売店もなく休憩所のみで記念の鐘がぶら下がっており皆鐘を鳴らす。風に乗って異臭がする。トイレ、生理現象ですから仕方ありません。ここは壁があり他から見えにくいので絶好のトイレ場と化し白いティシュの花盛り。見苦しことこの上ない。ティシュは水に溶けません。腐蝕しないのです。是非とも持ち帰ってほしいです。今度来た時には穴を掘って埋めるか、何とかしよう。あと少しで今宵の宿「法華院山荘」だ。気持ちのよい北千里の砂浜の感触を楽しむ。いつもながらの懐かしい山荘。去年は個室でしたが今年は大部屋。200人は寝れそうな大広間。でも布団1枚に1人だから快適です。さっそく温泉につかり汗を流す。そのあとは談話室で宴会の始まり、始まり・・・。自由参加でしたが皆ビールや酒の肴を持ち寄り楽しく歓談。新入会員の紹介のたびごとに杯を上げ歓迎する。鞆の浦の小魚のから揚げの美味しいこと。自家製とのこと。皆を喜ばすためご持参いただいたおもてなしの心が嬉しくまた乾杯。新入会員の方の言葉「ツァー会社の登山にはよく行きましたが 、山岳会の山行に参加して仲間と共に上る素晴らしさを知った 」嬉しい発言にまた乾杯。この日のためにハモニカを練習してきた人がおり、その伴奏で「坊ヶツル賛歌」を合唱。席を盛り上げていただきありがとう。楽しいひと時でした。
明日は5時30分出発です。昨夜はよく寝ていないので熟睡できるでしょう。
5月25日(曇りのち晴れ)
空は薄曇り、周囲の山々は霧の中、
5時30分準備体操の後、鉾立峠への木道を歩む。明るくなるにつれ霧も晴れてくる。鉾立峠には経文の書かれた石碑や立柱があり、仲間のお坊さんに解説していただく。白口岳は1720m、380mの標高差ながら頂上付近は厳しい岩場。気合を込め出発。道の両側はミヤマキリシマが生い茂っている。それをかき分けて登る。よく見ると小さな青い虫が何十匹と群がりついている。まったく花芽のない木もあります。これが続くと立枯れるのでしょう。「こんちくしょう」と葉を手で搔き払い、また木をゆすって虫を払落し踏んづける。焼け石に水ですね。でも少しでも効果があればとやり続ける。
昨年の平治岳でも多くの立ち枯れが見られたがこの被害何とかならないものでしょうか。心配です。
以前、白口岳を下ったとき苦労したので今回はザイルを持参したが登りは楽ですね。ザイルを使わず簡単に乗り越えることができました。朝食は古い溶岩の跡が残る稲星山でとりました。ここは実に展望がよい。絶景です。
山座同定すれば、方位40度に蟹の鋏のような由布岳、150度傾山、170度祖母山は思い出の山、210度にはギザギザの根子岳と阿蘇山、いつか岩のぼりに連れてゆきたいですね。315度には不遇の山、涌蓋山、目を西に落とせボッカ的な緑の牧草地が広がり、東に目をやれば坊ヶツル湿原が広がる。本当にいつまでも佇んでいたい心境です。中岳分かれから九州一の中岳1791mは標高差かなりあるように見えても111m、歩測430歩で一気に頂上へ。頂上からは御池のそばを通り、石造りの避難小屋の位置を確認のため立ち寄り、空池を巡って盟主久住山(1786m)へ、さすがに大勢の登山者で賑わっていました。
赤川への下山は初めてなので地図と磁石で確認し下る。先頭の班長さんには頂上からすぐ南に一直線で下り、1600m付近で西に方向転換するコースであることを頭に入れて下りをりードしてもらう。実際そのとうりのコースなので今下っている道は間違いないことを確認してもらった。岩場が多く厳しいコースです。途中で安全のためザイルを出しました。難所を抜けて1500m付近はミヤマキリシマが綺麗に咲いています。赤いドウダンツツジも咲いています。皆ゆったりとした気持ちで今下ってきた久住の雄姿を仰ぐ。充実した山の感触を楽しみながら赤川温泉を目指しました。
赤川荘はは文字通り赤い色壁の建物です。白いお湯。滝を眺められる露天につかり汗を流しました。
お土産に肌がきれいになるという石鹸を買った帰りました。はたして効用はいかに。
多くの仲間に助けられた充実した山行でした。
みなさんありがとうございました。
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