まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

別府の正月休み(その2) 鶴見岳から内山縦走

2013-01-08 20:18:05 | 日常
平成25年1月5日
鶴見岳は別府の背後に聳え立つ標高1375mの急峻な山で山頂にはテレビ等が林立しています。鶴見岳は別府温泉の母体火男、火売という男女2柱の火の神として信仰され867年に大爆発を起こしています。登山口は標高503mのロープウエイの乗り場から。頂上まで標高差870m、この前来た時は歩けば2時間あまり要した。今回は時間短縮と縦走の時間がどれくらい掛かるか不明なのでロープウエイで行く。
行程は
ロープウエイ駅9:00-鶴見岳9:30--鞍の戸10:30--船底11:10--12:00向山12:25--塚原越13:40ーー狸峠14:25--明礬温泉15:20
山頂の気温はー5度、積雪10cm、曇りだが無風、絶好の登山日和。山頂周辺の樹木は霧氷で白く輝いています。冬にはこれが名物で見物客も多いとの事。9時の始発便は8人。皆山頂で帰られました。縦走は私のみ。雪も少なく、凍結していないので歩くのにはアイゼンを使用しなくても支障なし。左には由布岳、右には別府湾が広がるすばらしい展望を眺めながらの縦走は楽しい。鞍が戸は3つのピークからなる峰だが最後のピークに標識があった。ここからは行く先のルートがよくわかる。急坂を230m下れば船底という鞍部だ。ロープに捕まりながら下ったが雪が深かったり凍結していれば大変苦労する事だろう。くだりで良かった。この途中船底新道から登ってきたという単独登山者にであった。
船底からは林道を経由してロープウエイ口に戻れる道がありました。多くの登山者はここまでで引き返しているようです。ここから先は踏み跡はありませんでしたから。
船底から向山までは標高差130mだが頭上に覆いかぶさるように見える。最後の登りに気合を込める。登るに連れ雪も多くなら道が消えうせ樹木を掻き分け、岩をこり越えて直登してみると登山道は左側にあった。向山からは360度の展望が楽しめる。霧氷の白色、麓の草原は狐色、別府湾は青く輝き、前方には由布岳、その遥か彼方には九重山が見える。時折「ドーン」と砲弾の音が響く。これから先は稜線伝いに行けばよいのだが雪で登山道がわからないので地図と磁石で慎重に方位を確認しながら、テープを探しながらの歩行となる。特に下りは慎重になる。間違ったコースを下れば登り返しが困難なほどの急坂である。そこにはたいていロープが張られているのでそれを確認しての下山である。今日は天気に恵まれ、見通しも効くから良いけれどもガスや雪で前方が見えなかったり凍結していればかなり苦労を強いられたであろう。急峻な斜面を下り、痩せ尾根を過ぎると1039mの測量杭があり塚原越えも近い。塚原越えは前方の伽藍岳との広い鞍部である。左の広い道を下れば塚原温泉もすぐのようです。私は右側の鍋山、明礬温泉に下る。3箇所下山路があったが一番立派な標識の明礬温泉の道を選んだ。距離2500mとあったがその道の長いこと。樹林帯の中で展望もなく石ころだらけの道をひたすら下る。1時間40分も掛かりようやく明礬温泉の湯の花小屋に出た。こんなことなら谷を下り鍋山に出たほうが早くて楽だったように思いました。自動車道を避けて民家の中を下っていると地元民の共同浴場がありました。これぞ天の思し召しと感謝し入浴させてもらいました。60度の源泉掛け流しの浴槽に水を入れて温度調整しているとの事。熱い温泉は体がしゃんとして心地よい。神様にお賽銭と安曇野のりんごをお供えしました。今夜の宿はかんぽの宿、また温泉に入り、ビールでのどを潤し、ご馳走を食べ、心地よく爆酔しました。
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