まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

すご技、大岩を動かす。

2021-02-11 21:05:28 | 日常

(写真は石段を遮る大岩、ハンマーを打込み、壊しましたがこれ以上は小さくなりません)
令和3年2月11日
今日は暖かい日です。
やるべきことがあります。岩谷観音さんの上部、コブの峰のあたり、岩谷寺跡の広場から30m余り登った石段の上に大きな落石が登山道を遮つています。去年の夏ごろに落下したものです。大きさは長さ120㎝、横幅80㎝、高さ60㎝くらいあり、重たくて全く動きません。狭い石段の途中に鎮座していますからお年寄りや子供さんは乗り越えるに苦労されていました。砂岩のようで表面は柔らかい感じがしますからハンマーでたたいたり、割れ目にクライミングのハーケンを打ち込み少しは剥がれましたが表面がなくなり丸くなりそれ以上手掛かりがなくなるとハンマーでは進展しません。クライミングのボルトを打ち込むジャビングで穴をあけましたが穴の大きさも小さく、深さも2センチくらいですから2から3か所明けただけでは効果ありません。粉砕する方法はダメです。移動してなくなれば良いのですから横に動かす方法を考えました。

(写真は角材等でステージを構築しその上に滑らして乗せ、横に移動させます。)
先般の石段を作るときも竹材を下に敷き重い石を滑らして運びました。今回も同様です。石段に角材と板等で、滑り易いように勾配を付けたステージを作り、その上に竹を割り、板状にして滑らせる。さらに竹材や鉄パイプをコロにしてその上をコロがせば移動できる。長い鉄バール、重いけれど有効でした。それをテコにすれば重い岩も持ち上げることができ、その岩との狭い隙間に4か所余り竹板を差し込み、滑らしてステージの上に大岩を移動させることができました。

(写真は作業完了。大岩は左側に移動しました。以前の歩き易い状態に戻りました。)
登山者の方にも手伝っていただき2時間余りで登山道の横に移動することができ支障なく歩けるようにならました。思わず「やったぞ、万歳」と叫びたくなりました。登山者の皆さんにも「楽に歩けるようになった。ありがとう。ご苦労様」と喜んでいただきました。本当に一安心です。よくできました。お手伝いいただいた登山者の方から「頂上付近も松の木が大きく展望が悪くなったので伐採してほしい。」との宿題も頂きました。「この頂上に至る登山道も広島市の温品町とか中学校から登る道とかいろいろあるがどれも荒れており歩きにくい。府中町の水分峡から登る道は良く整備されており歩き易い、府中町は大したものだ。」とおほめのお言葉を頂きました。内心嬉しくなりました。

(写真は危険な庇状の岩、今にも落ちそうです。これを知ってこの下の道を歩けますか。)
一段落し、この大岩はいったいどこから落ちてきたのだろうか。はっきりと断言はできませんが2~3mくらい上に白く剥がれた所があります。岩がはがれて庇状になっています。横幅約2m、長さ1,5m、庇の厚さは80~90㎝の大岩です。下の道を通行するときには上の方を見ませんから気が付きませんでしたが、この状態はいつ落下してもおかしくないほど危険な状況です。知ってしまうとゾーとします。背筋が寒くなります。「屁のツッパリ」にもなりませんが手持ちの角材を支柱として打ち込みました。
下山後、水分峡公園センターの駐在員に状況を報告しました。頂上付近は広島市の管轄といわれましたが一応府中町役場には報告しますとのこと。危険なところを知らせるため赤いカラーコーンを頂けることになりました。次回に登山した時、危険現場を知らせ、注意してもらうように安全対策として設置をしたいと思います。
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