陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

伊丹・酒と銘水

2023年08月19日 | slow value

伊丹は清酒発祥の地なのである。伊丹市のHPによると、慶長5年(1600)に山中新六幸元という人が、この地で初めて双白澄酒(もろはくすみざけ=清酒)を造って売ったとか。それまでの濁り酒(どぶろく)から清酒を大量に醸造する技術を開発したということらしい。日本酒の産業革命と言われているそうです。よってこの文献を以て伊丹市は「清酒発祥の地」を標榜しているとありました。

酒造りには良い水が必須である。伊丹酒には井戸水が使われているのだそうだ。伊丹老松酒造の「老松丹水」は当時の井戸から汲み上げているのだそうで、その水場には市民がいつも水を汲みに来ている。この日も何人かが並んでおられました。

「御免酒 老松」とありました。御免酒とは「官用酒」のことで言わば「江戸幕府御用達」の酒ということですね。特に「老松」は 宮中奉納酒として、又将軍の御膳酒として特に有名だったそうです。

 

伊丹の酒、灘の酒、伏見の酒と関西には有名な酒処がたくさんあります。あまりに身近なのでかえって当たり前過ぎて気付かないですが、関西はお酒に恵まれた土地なのです。よろしゅうございます。

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