六盛さんで頂いた「創作平安王朝料理」の第2回目、今回は二進から五進までを紹介します。
*このページの写真はすべて、『花橘亭~なぎの旅行記~』の なぎさん撮影です。快く転載を許可して下さいましたなぎさん、ありがとうございました。
二進 羮(あつもの)
お吸い物です。ハモやまつたけが入っていました。ハモというのがいかにも京都らしいですね。薄味ながらだしが効いていておいしかったです。
今回は懐石料理や西洋料理のフルコースのように1品1品の料理を順番に出して頂きましたが、平安時代には供宴の席であっても全部の料理が一度に出されていたそうです。なので、ほとんどが冷めた料理で、唯一、汁物だけが温かい料理でした。当時の汁物の具は、野菜や海草が中心のもの、肉や魚が中心のものの2種類があったそうですが、今回私たちが頂いたお吸い物のような野菜と魚が入ったものは、大変なご馳走だったそうです。
三進 割鮮(かつせん)
お刺身です。平安時代、生の魚の身を食することは最大のご馳走だったそうです。冷蔵庫のない時代、魚はほとんど干したり焼いたりして食べていたので、生の魚は貴重だったのでしょうね。また、貴族たちは天皇の前で包丁さばきを見せることを自慢にしていたとか。
今回頂いたものは鯛とイカのお刺身で、それぞれ別のお皿に盛りつけられて出されました。盛り合わせはしないという平安時代の習慣がここでも生かされていますね。お刺身には味がついていなかったので、四種器の塩をスプーンですくい、かけて頂きました。おいしかったです。
ところで、この王朝料理を頂くときに使った箸についてもちょっと…。箸は、普通の木の箸と銀色の重い箸が用意されていました。平安時代には重い箸の方を使っていたそうで、「箸より重い物を持ったことのない」の語源はこの重い箸なのだそうです。
私もせっかくなので、最初は重い箸を使って食べていたのですが、ずっしりと重くてなかなかうまく食べられませんでした。なので三進の途中から木の箸に切り替えました。うん、やっぱりこちらの方が食べやすいです。
四進 炙(あぶりもの)
鯛の焼いたもの。照り焼き風に味がついていてとてもおいしかったです。鯛って私にはなかなかうまく焼けないのですよね…。味つけもうまくできないし。
なお、平安時代は素焼きにするのが普通で、みそをつけたりかば焼き風にする手法は室町時代から始まったのだそうです。
五進 調菜(ちょうさい)
野菜と松茸のおひたし。松茸ってあまり好きではない…と思っていたのですが、おいしかったです。さっぱりした味わいでした。
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二進 羮(あつもの)
お吸い物です。ハモやまつたけが入っていました。ハモというのがいかにも京都らしいですね。薄味ながらだしが効いていておいしかったです。
今回は懐石料理や西洋料理のフルコースのように1品1品の料理を順番に出して頂きましたが、平安時代には供宴の席であっても全部の料理が一度に出されていたそうです。なので、ほとんどが冷めた料理で、唯一、汁物だけが温かい料理でした。当時の汁物の具は、野菜や海草が中心のもの、肉や魚が中心のものの2種類があったそうですが、今回私たちが頂いたお吸い物のような野菜と魚が入ったものは、大変なご馳走だったそうです。
三進 割鮮(かつせん)
お刺身です。平安時代、生の魚の身を食することは最大のご馳走だったそうです。冷蔵庫のない時代、魚はほとんど干したり焼いたりして食べていたので、生の魚は貴重だったのでしょうね。また、貴族たちは天皇の前で包丁さばきを見せることを自慢にしていたとか。
今回頂いたものは鯛とイカのお刺身で、それぞれ別のお皿に盛りつけられて出されました。盛り合わせはしないという平安時代の習慣がここでも生かされていますね。お刺身には味がついていなかったので、四種器の塩をスプーンですくい、かけて頂きました。おいしかったです。
ところで、この王朝料理を頂くときに使った箸についてもちょっと…。箸は、普通の木の箸と銀色の重い箸が用意されていました。平安時代には重い箸の方を使っていたそうで、「箸より重い物を持ったことのない」の語源はこの重い箸なのだそうです。
私もせっかくなので、最初は重い箸を使って食べていたのですが、ずっしりと重くてなかなかうまく食べられませんでした。なので三進の途中から木の箸に切り替えました。うん、やっぱりこちらの方が食べやすいです。
四進 炙(あぶりもの)
鯛の焼いたもの。照り焼き風に味がついていてとてもおいしかったです。鯛って私にはなかなかうまく焼けないのですよね…。味つけもうまくできないし。
なお、平安時代は素焼きにするのが普通で、みそをつけたりかば焼き風にする手法は室町時代から始まったのだそうです。
五進 調菜(ちょうさい)
野菜と松茸のおひたし。松茸ってあまり好きではない…と思っていたのですが、おいしかったです。さっぱりした味わいでした。
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