久々のリドリー・スコット監督。最後のさわやかな感動はいかにも彼らしい。
1970年前後のアメリカ。ハーレムを中心に麻薬ビジネスで巨万の富を築き上げていたのは黒人フランク・ルーカス(デンゼル)。これを正義感に満ち溢れた警官リッチー・ロバーツ(ラッセル)がじっくり追い詰める。
フランクとリッチーは後半ぎりぎりまで直接出会うことがない。
それぞれの物語が別々に進む。当時のアメリカの根深い問題を織り交ぜながら。
それはベトナム戦争によってアメリカ軍の多くの兵士たちが現地の麻薬に侵されたこと、黒人街の麻薬におぼれて死にたえていく姿、ニューヨーク警察内の裏事情、そしてリッチーの危険な仕事ゆえの夫婦の問題など・・・
この映画は事実に基づいてつくられている
それゆえ、一層この映像が悲しいのだ。
リッチーと対面したフランクは言う。
「なにが正常だ?」
いきなり警官に銃を突き付けられ、何発も打たれて死にゆく・・・
「それがオレの正常だった」
「正常」がずれている恐ろしさ。
この正常が根底から変わることはおそらく難しい。だとすればきっと再びどこかで繰り返される・・・
そしてこれを正そうとする人間がごく少数派だということがとても悲しい。
★★★★
監督リドリー・スコット
出演
デンゼル・ワシントン
ラッセル・クロウ
キウェテル・イジョフォー
キューバ・グッディングJr
ジョシュ・ブローリン
1970年前後のアメリカ。ハーレムを中心に麻薬ビジネスで巨万の富を築き上げていたのは黒人フランク・ルーカス(デンゼル)。これを正義感に満ち溢れた警官リッチー・ロバーツ(ラッセル)がじっくり追い詰める。
フランクとリッチーは後半ぎりぎりまで直接出会うことがない。
それぞれの物語が別々に進む。当時のアメリカの根深い問題を織り交ぜながら。
それはベトナム戦争によってアメリカ軍の多くの兵士たちが現地の麻薬に侵されたこと、黒人街の麻薬におぼれて死にたえていく姿、ニューヨーク警察内の裏事情、そしてリッチーの危険な仕事ゆえの夫婦の問題など・・・
この映画は事実に基づいてつくられている
それゆえ、一層この映像が悲しいのだ。
リッチーと対面したフランクは言う。
「なにが正常だ?」
いきなり警官に銃を突き付けられ、何発も打たれて死にゆく・・・
「それがオレの正常だった」
「正常」がずれている恐ろしさ。
この正常が根底から変わることはおそらく難しい。だとすればきっと再びどこかで繰り返される・・・
そしてこれを正そうとする人間がごく少数派だということがとても悲しい。
★★★★
監督リドリー・スコット
出演
デンゼル・ワシントン
ラッセル・クロウ
キウェテル・イジョフォー
キューバ・グッディングJr
ジョシュ・ブローリン
正義を貫くことが笑い者にされる世界って、何を信じていいのかわからなくなりますよね(^~^)
やっぱりやくさんは上手に書きますねぇ。
見応えのある映画でしたよね。
>久々のリドリー・スコット監督。
>最後のさわやかな感動はいかにも彼らしい。
そうですよね
私も、この映画のラストに語られた部分には、
更なる爽快感を覚えました
当時の時代背景を元に描かれた作品なので、
アメリカの荒んだ部分も多く感じられましたが、
最後の最後には、
世の中、捨てたモノではないという、
救われた気持ちになりました
実話ベースの映画の多くは、
物語を淡々と描いているだけの作品が多いので、
観終えた後の感想は、
「…ふーん。」と言った程度で
終わってしまいがちなのですが、
この映画は、観ている最中から、
憎悪感や嫌悪感、爽快感、共感…
様々な感情がこみ上げてきました
そういった意味でも、
この映画には大満足でした
「ノー」と言えない日本人
なんてのがありましたが、アメリカもおんなじような感じなんでしょうね。
この映画のメンバー、ほんと涙が出るくらいうれしくなっちゃいます。久し振りに「見たー」って気分になりましたね。
事実だということで嫌悪感や憎悪感は見るのがつらくなるほどの場面もありました。
リドリー・スコットという監督は、正義感にあふれる人物なんでしょうね、きっと。
そう思う・・・
突然のTB、コメントで失礼します。
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