漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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枯野に蒼耳子(そうじし)

2008-12-30 | 薬草・生薬
ねこじゃらしが銀色に輝く枯野。
一番奥に黒く林立するのは、あれです。


そうそう、これ


ほら、これ!

子供の頃に、このトゲトゲの実をとって友達のセーターに向かって投げあって遊びました。
もうキャーキャーいいながら、何がそんなにうれしかったのか、
とにかく楽しくて仕方ありませんでした。

最近の子どもたちは、ウインドブレーカーみたいな
つるつるした生地の服を着ていることが多いので、
この遊びはできないかもしれません。(残念・・・)


その頃、これを何と呼んだか、まったく覚えていません。

漢方の勉強をするようになって、再びこの実に出会いました。
ありがたいことです。

キク科の「オナモミ」 生薬名を「蒼耳子(そうじし)」といいます。
甘、苦、温、小毒 肺、脾
鼻の掃除士とも言われます。つまり
散風通キョウ:風寒の頭痛や副鼻腔炎の鼻づまりや鼻汁に用います(蒼耳散 鼻淵丸)
除湿止痛(風湿ひの関節痛、ひきつり)
去風止痛(風湿による湿疹の痒み)

漢方の空間ファインエンドー薬局   鼻のつまりを通す

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あけましておめでとうございます! (よの字)
2009-01-05 12:47:04
あ~うちの田舎では「くっつきぼんぼ」と
呼んでいました。
(もう少し小さいものもありましたが)
よくくっつけあって遊んだものです。
なつかしいですねぇ。

漢方薬とは知りませんでしたよ。
ここに来ると、毎回新鮮な驚きがあるなぁ。
返信する
よの字さん、今年初めて (やく)
2009-01-05 19:04:46
コメントさっそくありがとうございます。
今年もよろしくお付き合いくださいね。

「くっつきぼんぼ」
イメージぴったりですね。

子供のころ私は九州に住んでいたので、石川県と同じかどうかわかりませんが、
「ぼんぼ」という響きにちょっと覚えがあるような・・・

あ~、やっぱり呼び名を思い出せない・・・
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