漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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父親たちの星条旗(映画)記録映画にも匹敵

2006-11-24 | 映画
淡々と、観た。

戦争の泥沼を。

この象徴的な写真・・・
戦争に行かない者たちは、戦争を政治に利用する。
戦争は、政治の道具だもの。
だけど、その政策で苦しむのは、若い若い青年たちだ。

実際、こんな戦争に立ち会ってしまったら、
無事に帰ってきたとしても、恐ろしくて戦争をどうこう
語るなんてできない。
何年が過ぎても、心が開放されない。

激しい戦闘シーンでは、
若者のとまどう視線に、恐怖でつぶされそうだけど、
「前進!、前進!」って、まったく、
銃弾がそこらじゅうに飛び交ってるのに、もうやけくそだよね。
何も考えられなくなってくる。
泣くだのわめくだのそんな感情もどこかへ消えてしまう。
とても人間の世界じゃないよ。



エンドロールで紹介された硫黄島の戦いの記録写真を見て
驚いた。
映画の映像がそのままだった。

クリント・イーストウッドは戦いの景色を忠実に再現したのだ。

脚本は、なっとくのポール・ハギス(「クラッシュ」の監督)


これをいいとか悪いとか評価することはできないかもしれないけど、
★★★★☆

監督 クリント・イーストウッド (スピルバーグも協力)
脚本 ポール・ハギス

出演
ライアン・フィリップ
ジェシー・ブラッドフォード
アダム・ビーチ
ジェイミー・ベル
バリー・ペッパー


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2 コメント

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TBありがとうございました (can)
2006-11-28 03:49:21
私も
「良い作品か悪い作品か」というよりも、「こういう事実があった」ということを知ることができた、ということがとても大切に思えました

エンドロールが一番胸に迫ってきましたね
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canさん、いらっしゃいませ (やくざいし)
2006-12-08 14:04:16
戦っているなかでは、日本がどうだとかアメリカの情勢がこうだとか、政治的なことは何にも考えられない状態でしたね。
何も生まれない、ひどい空間だと思いました。
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