漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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インフルエンザ:粘膜の乾燥対策・水をかけるだけでは心細い

2017-01-21 | 薬膳・食育
寒くて乾燥する日が数日続くとインフルエンザの患者さんが増えます。
粘膜が乾燥すると自浄力が低下し、ウイルスなどが張り付いて増殖しやすくなるのだとか。

先日テレビで粘膜を乾燥させないためにどうしたらよいかという話題をやっていて、それは、
うがいや鼻洗い、お風呂で深呼吸するなどでした。
確かにそれも良い事だと思いますが、
「乾燥⇒水をかける」という発想で終わるのはちょっと心細い。
スキンケアだって水だけでは潤いをキープできませんものね。

細胞膜は、脂質やタンパク質からできているのですから、
食べ物で良質の油やタンパク質を補うこともやってみましょう。
漢方には「補陰(ほいん)」(潤いを補う)という考え方があるのでご紹介します。

●代表的な補陰の食べ物
・種子類:松の実、白ゴマ、黒ゴマ、クコの実、大豆など。種子のオイルは細胞膜を充実させます。
・白きくらげ、ユリ根、豆乳、牛乳、豆腐、白菜、トマト、レンコン
・すっぽん、牡蠣、ナマコ、アワビ など

●陰虚を予防する養生
・辛すぎるもの、タバコ、大量飲酒を避ける
・睡眠不足は厳禁


散歩道で出会ったモズ君 彼らは種子も食べるし肉食でもある

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