江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

人形を創る

2013-03-07 23:51:38 | 人形について
ニューヨークでのコラボレーションのための人形を、今製作している。
閃きは、1枚の布だった。

コラボの話を出したとき、人形の雰囲気みたいなものは頭の中に持っていたが、
具体的なイメージを持っているわけではなかった。
その布はたまたま2月公演の舞台に使用する布を探していて取り上げ、
ボツになったものだったのだが、
何かの拍子に、これだ、と閃いた。

ダンサーとのコラボで、しかもアメリカという国を思うと
その人形が人種なり時代なり、何か特定できるものにしてはいけないと考えていた。
性別すら越えなければならないとも思った。
そしてこの布ならば、挑戦できると閃いた。

写真をここに掲載できないのが、残念だ。
何せ本番で初お披露目しなければいけないのだから。

この人形で2つ、多分誰もやったことのないことを試している。
それは人形の姿がよりきれいに見えるためのことだが、
昨年の夏から考えていたことで、今回は丁度良い機会だった。

布は思ったとおり、少し硬い。
カシラの描きも、まだはっきりしたイメージができていない。
今結髪をしているが、これがまた手間のかかることをやり始めてしまった。
出発まで1週間、
ぎりぎりまで製作に掛かってしまいそうだが、
新しいことをやっているので、わくわくしている。
コメント
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