江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

越谷レイクタウン

2011-09-20 23:38:44 | 日記
こんなにも大きなショッピングセンターだとは思わなかった。
そして人、人、人・・・・
今年の秋の行楽は、近場で済ます人が多かったというが、
まさしくそれを証明しているがごとく、大変な人ごみであった。
かみさんは人に酔ってしまった。

私たちのステージは、細長い建物の真ん中にある。
なんと建物の端で猿回しがあり、人を集めていたが、
私たちのステージには全く影響なかった。
これだとあと何ヶ所かで大道芸をやっても、充分やれるのではないだろうか。
駅まで付いているのだから、リトル吉祥寺、といったところか、
地元の商店街はひとたまりもないだろう。

でもふと変な事を考えてしまった。
この建物は20年後にどうなっているのだろうか、と。

最近20年後が気になるようになってきた。
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9月24日 房総のむら

2011-09-20 01:05:22 | スケジュール
スケジュールが分かりましたので、お知らせします。

 時間:12時~12時半
    14時半~15時

 場所:大木戸から入って左の商店街の一角か、辻広場
    日差しにより、当日決めるとのことです。

 最寄り駅はJR成田線、安食駅からバス

他に南京玉すだれ、和風クラウンが出ます。
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「日本語の古典」

2011-09-16 23:36:27 | 日本の文化について
岩波新書「日本語の古典」を読んだ。
著者は山口仲美。
最近の学校教育の中で古典がどう位置付けられているかは知らない。
「日本の古典を現在の日本人は捨ててしまっているけれど」と著者が書いている
ところを見ると、きっとそういう扱いをされているのだろう。

私が大学に通っていたとき、回りに革命を求める人がいた。
ところが私には、どうしても日本に革命が起こるとは考えられなかった。
どうしてそう感ずるのだろう。
そんな素朴な疑問から、日本や日本人というものを知りたくなってしまった。
そして考えたのが、外国から持ってきた思想を元に分析するのではなく、
日本人が伝えてきた古典を知る事でわかるのではないか、ということだった。
古典は、様々な時代を経て、しかも各時代いろいろな価値観があっただろうに、
それを乗り越えて伝わってきたものだから、古典を知れば、日本人の持つ基本的な
価値観、自然観、宗教観など根底に流れるものが見えてくるだろうと考えた。
そこで「古典と新作を両輪」にしている劇団に入ったのが、今こうしている
きっかけになっている。

劇団に入ったからといって古典のよき理解者になれたわけではないが、
興味を深める助けにはなったようだ。
そしてこの本は、より興味を広めてくれた。
まずは「古事記」
ヤマトタケルを取り上げているのだが、こんな悲劇があるとは知らなかった。
三重県の亀山でヤマトタケルの墓を尋ねようと思ったのは、この本の影響。
ただこの墓は、明治政府が「古事記」を元に決めてしまったもので、
どうも眉唾物らしい。

そして「伊曾保物語」
450年も前に書かれたイソップ物語の翻訳書だそうだ。

他にも女性の恋のあり方が時代や身分での違いをテーマに取り上げていたり、
擬態語が源氏物語から始まり、今昔物語では擬音語が効果的に使われているなど、
興味の尽きない話しが続いて、一気に読めてしまう。

最後に擬態語や擬音語を取り上げたのは、アルゼンチンに行ったとき、
スペイン語にはオノマトペがないといわれ、アメリカの小学校に行ったときは
「ぶらぶら」という言葉を使ったとたん子供たちにどっと笑われたことがあり
擬態語や擬音語は、日本独自の発達があるのかなと思っていたからだ。
これについてはこれから勉強するとして、
この本は古典に親しみを持つきっかけに最適な本の1つといえそうだ。
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9月18日 越谷イオン

2011-09-16 00:01:18 | スケジュール
越谷イオンのスケジュールが決まりました。
時間:11時~、15時~
場所:イオンレイクタウン mori
   1階 水の広場 特設ステージ
他に藤山新太郎(和妻)―13時半~、16時半~―


17日(土)は太神楽(翁家 小花)、江戸曲独楽(三増 紋の助)です。

最寄り駅は、武蔵野線越谷レイクタウン駅

以上です。
ではお待ちしております。
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よくわからない「中止のお知らせ」

2011-09-13 00:11:11 | 日本の文化について
はしけを劇場に仕立てた「ふね劇場」でフェスティバルを開く企画があったが、
港湾局の不理解から中止に追い込まれたそうだ。
港湾局の言い分を、「ふね劇場、出航できず」というチラシから写すと、
『イベントで水域を占有する場合には、公有水面を独占排他的に使用する行為で
あることから、花火の打ち上げなど、広く一般の市民が楽しめるような、公共的・
公益的事業に限り、占有を認めています。
 このことから、通常、陸域で行うエンターテイメント的な興業等については、
利用を制限しています。』

よくわからない。
この企画は、横浜赤レンガ倉庫側の岸壁にふね劇場を泊めて、1ヶ月に亙って
様々な劇団が公演するというもの。
この港湾局によると、演劇は、「広く一般の市民が楽しめるような、公共的・公益的
事業」に当らないと言うことになる。
もちろんナンセンスな話だ。
演劇は、公共的・公益的行為である。
(意識的にそうでないものにしている人もいるかもしれないが)
「広く一般の市民」とは、何千人、何万人もの人を指すのだろうか。
広く広報して100人、200人集まるのは、その対象にならないのであろうか。
定義が曖昧である。
レストランクルーズや屋形舟はどうなのだろう。
しっかりステージを作ってあるのがあり、私も何度か人形を遣ったことがある。
これは「陸域で行うエンターテイメント的な興業等」に当らないのだろうか。
所詮役人の嫌がらせの文言でしか過ぎない、と私は思う。

もっと分からないのは、主催者の意識だ。
チラシの最後に、
「今後は改めてふね劇場の魅力をアピールし、東北の人たちにも負けない頑張りで
復興を目指します」
とあるが、この言葉からは力を感じない。
別の会場を借りて、東北3県から呼んだ劇団の公演だけは行うことを受けての言葉だと
わかっても、である。
役人の主張は論破できるだろう。
確かに論破された役人は意固地になるだろう。
しかし、2009年10月から交渉を始め、上記の文章が届いたのは今年の7月、
開催予定の2ヶ月前なのだ。
なめられているとしか言いようがない。
私がもし主催者だったら、裁判も視野に入れただろう。
交渉経過が分からないから、失礼なことを言っているのかもしれないが、
このチラシを見る限り、ふね劇場でなければならない意義、
そしてそこから何かを発信しようとするはっきりした意志が伝わってこないのである。

演劇がだんだんだめになっていく、そんな思いに駆られ、ブログを書いてしまった。
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