江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

韓国公演

2014-11-08 00:20:13 | 日記
昨年に続いての韓国。
トップがこじれているだけに
民間が友好を促進すべきと喜んだが、
地図を見て、正直言って気が重くなってしまった。
江陵(カンヌン)は日本海(韓国は東海)に面しているところ。
侵略や慰安婦より、こっちの方が話題になるだろう、
そんな予感がしたからだ。

そしてその予感は当たった。
私は自分の意見を言って、それ以上追及されることもなかったが、
こういう関係はお互いに不幸である。
これは食事の時にあった話。

公演は良かった。
日本からの参加者は、私たちだけ。

初日は屋外でのデモンストレーション。
メインの通りに出演する各グループがずらりと並んで、
隣との距離は10mもあるだろうか。
しかも両隣とも韓国の民族舞踊団ときては、
ケンガリと笛に太鼓、
その音の凄まじさは、半端じゃないのだ。
「かっぽれ」の音がかすかにしか聞こえない。
聞こえるところだけを拾って人形を遣うのだが、
遅れているのか先走っているのか
その確認も覚束ない状態になってしまった。
実に不安。
どうしようかとあれこれ迷いながら人形を遣っていた。
そして「酔いどれ」
これは音が弱い。
と、遣い始める前に、周りの音がやんだ。
それっ、とばかり遣い始めたら観客も多いし、
お前これを飲め、とばかりに酒を突きだす人まで出てきた。
観客は乗るし、これは面白かった。

「獅子舞」を始めようとしたら、
なんとパレードが始まり、
会話もできないほどの状態になってしまった。
仕方がないので音に合わせて踊っていたら
演奏者も観客も乗って、楽しいこと。
人形を持ちかえながら遊ぶだけ遊んだ感じ。
パレードが終わってすぐに「獅子舞」を遣い始めたが、
私たちが呼ばれたのは、外で獅子が遣えることだった
とは、後で聞いた話。

翌日からは小劇場での公演。
劇場名は「端(ダン)」
元教会だったそうだが、日本の小劇場と違って
空間がゆったりしている感じだった。



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