江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

グランド・キャニオン

2017-05-24 00:34:09 | 日記


知人にフェニックスに行くことを話すと、
グランド・キャニオンだね、あそこは行った方がいいよ、
と言われた。
また別の知人に話すと、
グランド・キャニオンは筆舌に尽くしがたい
と言われた。
その人はセスナ機で渓谷を回ったそうだが、
そのセスナ機はオンボロで、
谷間を吹き抜ける強風に煽られて、相当スリルを味わったそうだ。
世界地図を広げると、フェニックスからはかなり離れている。

ところがナンシーは、よくこの辺りを歩くそうで、
この1月も雪の積もっている中、
谷を下りて川のそばでテントを張ったそうだ。
ビジターセンターから見るだけか、
それとも少し歩くかと尋ねられ、もちろん歩くと答えると、
わざわざ私たちのために靴を友人から借りてくれた。

車で3時間半ほどかかった。
ビジターセンターから見ると、それほど感動が無い。
テレビでよく見る世界、と言ったところか。
しかも、寒い。
ダウンを着ている人もいるくらいだ。



リスが迎えてくれる。
カメラを向けると、レンズを触ったりするのだが、
シャッターチャンスは逃しっぱなし。
手を出すと、噛むそうだ。



歩きはじめる。
私たちのレベルに合わせて、最も太い道を選んでくれた。
ほんの10mほど下っただけで気温が上がり、結構暑くなってくる。
道に草が敷かれている。



なんでこんなところにと思っていると、
答えが前からやって来た。
ラバの糞だった。



どうして人は高いところが好きなのだろう。
肝試しとばかり、競って岩場に出ている。



ところが、年間17人ほどが命を落とすそうだ。
うち自殺は1人、あとは滑落だそうだ。



1時間ほど降りて休憩し、帰路に就いた。
川まで降りると、5時間ほどかかるそうだ。
私たちにはこれぐらいが丁度良いようだ。
面白かった。
ちょっと降りるだけで、見え方が変わってくるのだ。
ナンシーには、心から感謝している。

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