江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

歴史を知る

2013-11-25 00:41:22 | 日記
結構歴史に関する書物を読むことが多い、
と言っても結局は人形、とりわけ糸操りの歴史につながるであろう
そういうものになってしまう。
背景を知るため、宗教に関するものも読む。
今は「出雲大社」(千家和比古、松本岩雄 編  柊風舎 刊)を読んでいる。
”大和朝廷にとっての、表の伊勢、裏の出雲”なんていう解釈が面白い。
日本人の宗教観の変遷に政治が絡んでいる。
なんだか昔の話しではなさそうな・・・

「NHKさかのぼり日本史 とめられなかった戦争」(加藤陽子・著)
も面白かった。
私が高校生だった頃に、近・現代史が教えられない歴史の授業が問題になり、
さかのぼるように授業を進めてはどうかという意見があった。
今の時代とは、どうしてできてきたのか、
それはとても大切なことなのだ。
だから結構あの戦争の時代が気になるのだ。
ところが資料が廃棄されていて、わからないことが多い。
陸軍はほとんど焼却した。
海軍は結構残したらしい。
しかも証言録まで作っている。
しかし美化された部分もあるらしいが。

歴史というと、今から過去のことだけが対象と考えられがちだが、
実は未来も対象なのだ。
将来我々の子孫が彼らの時代を考えるとき、
今我々が残していく物が、子孫にとって価値ある資料となるのだ。
捻じ曲げるのではない、
素直なものを残そうではないか。
そう考えたとき、秘密保護法案が問題になってくる。
これを進めようとしている人たちは、
多分に歴史に対して
自分のやってきたことに後ろめたさがあるのだろう。
暗号なんてものは、60年も経たないうちに、
否それよりもずっと早いうちに解かれてしまい、
無意味なものになるだろうに、
後生大事に取っておこうとしている。
そこに進化しようとする意識が感じられない。
60年目の出雲大社の遷宮では、
いろんな資料が出てきた。
なのに、
60年経っても何も資料の出てこない法案を通そうとするとは。
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