江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

小咄

2010-05-03 10:34:53 | 劇評・他
私は永六輔さんの舞台に小屋付きとして付いた事がある。
彼は、開場後10分ほどして客席が落ち着いたころを見計らって舞台に出てくる。
2度ほど付いたのだが、2度とも開場待ちの人がずらりと並んだ。
彼は開演時間まで楽屋でのんびりしていては、そういう人に申し訳無いと言う。
だから開演時間までたっぷりと喋る。
しかも1話5分ぴたりで終える。
番外編として。
これはご自分のラジオ番組が5分で何十年とやっているからできるのかなと
感心してしまった。
話す内容が効いている。
「ここだけの話しですよ、私の友人に宮内庁病院の先生がいて・・・・」
観客は年配者が多いから、すぐに話しに乗っていく。
実にうまいものだった。

そんな経験があるので、大道芸のフェスティバルで、炎天下お客さんが待っていると
準備を早く終えられたら少し小咄をして、時間まで待っていただくことにしている。
実にばかばかしい話しで和んでもらえたら、人形をなおいっそう楽しんでもらえる
のかなと思っている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高円寺の大道芸、始まる | トップ | なかなかなもの »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

劇評・他」カテゴリの最新記事