江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

三国志

2015-08-23 00:22:18 | 日記
TOKYOMXテレビで放映されている中国が制作した「三国志」が面白くて、
欠かさず見ている。
「三国志」は横山光輝の漫画を全巻揃えて読んだが、
もう35年も前の話、
すっかり忘れている。
もう最終章に入っているのだが、
この辺りになると、全く思い出せない。
そこの中で、面白い場面があった。

劉備玄徳が蜀に攻め入り、そこを治めるようになった時、
桂州を治めていた関羽は、
玄徳とともに義兄弟の契りを結んだ張飛の活躍を羨み
勝手に魏を攻め入る。
それが仇となって関羽は戦死し、桂州は呉の手に落ちる。
その関羽の勝手な振る舞いに対して
玄徳や諸葛孔明がどう思ったかは場面になかったが、
それが気になった。

実はその場面を見ながら、
満州事変以降の日中戦争って、
陸軍の各部隊による、武功を競っての勝手な戦線拡大だったのではないか、
そんな気がしたのだ。
勝っているうちは、政府は追認した。
しかし・・・

朝霞駐屯地に、参謀本部のようなものが作られるらしい。
海上と航空自衛隊との調整、アメリカとの連絡などに当たるらしい。
何故か陸軍の流れを組む陸上自衛隊なのだ。
海上自衛隊は、アメリカと合同訓練を南シナ海で展開したと聞いた。
日本の特殊部隊が、他国軍も乗ったアメリカの墜落したヘリに乗っていたという。
安保関連法案も通らないうちから展開している自衛隊。
特別秘密保護法があり、
かつ首相は、自衛隊の行動は事前に国会での承認無くして、
事後承認だけでよいとしている。
それって満州事変以降の陸軍に対するのと同じになるのではないか。
シビリアンコントロールはどこに行ってしまったのだろうか。

総裁選は無風だという。
誰が出ても官僚の言いなりだから、言うことは同じ。
エリートの思い上がりが問題なのだとは、柳田邦夫氏の言葉だが、
本当のエリートは、国民の状態を、隅々まで見られるはず。
劉備玄徳は、占領地の民に善政を施していく。
だから本になったのだろう。
肩書きだけのエリートなんて、糞っくらえ!
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