江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

飛鳥4 聖林寺、談山神社そして法隆寺

2022-06-04 00:04:43 | 日記
翌日は聖林寺から回る。
ここには有名な十一面観音がある。
元は大神神社の神宮寺の本尊だったのが、
明治維新の神仏分離で移されたそうだ。
和辻哲郎、白洲正子が絶賛したという観音様を
この機会に拝もうと尋ねたら、
何と観音堂の改修工事で秋まで観られないとのこと、残念。
しかしご本尊は石造りの地蔵菩薩、何とも素朴なお顔立ちで、パチリ。



その後談山神社に向かう。
最も神社に近い駐車場はその日クラシックカーが大集合するとかで
一番下の駐車場に止めてしまった。
そこから階段などを使って昇っていくのだが、
不覚にも最初の階段で息が切れてしまった。



ここは明治維新の神仏分離令で仏教関係のものを移してしまうのだが、
建物だけは仏教様式のまま残されている、珍しい神社。
ここに興味を持ったのは、
廃仏毀釈でどういう対応をしたのか少しかじったこともあるが、
実はここの祭りのお供えを創るところをテレビで見て、
実際に見てみたいと思ったことが大きい。
ここにあるものは色を付けたお米を一人の人が並べ、積んで作っていく。



他は木の実などを積み上げている。



ここの参道で奈良漬けを買う。
これが美味かった。

そして長谷寺に行くか室生寺に行くかという話になって
かみさんのリクエストにこたえて法隆寺に向かうことになった。
これが大変だった。
ともかく主だった国道が大渋滞になっていて、
全然近づけない。
そこでえいやって、思い切って脇道へ。
ナビゲーターを持たない我が愛車は
ただ私の勘の働くままに走るが、
まだレンゲが広がる畑があったり、
結構目を楽しませてくれる。

そしてやっとのことに法隆寺に辿り着くが、
中宮寺はもう閉まっていた。



その前に来たのは35年程前か。
境内を前に、こんな雰囲気だったかなと、違和感を感じていた。
世界遺産になってきれいになり過ぎたのだろうか。
遠い存在になってしまった。
救いは屋根を支えている邪鬼たちだった。



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