江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

二つ目の希望

2017-05-21 23:12:10 | 日記
それはコンサートやライブハウスに行くこと。
私はロックもカントリーもジャズも好きで聞いている。
カントリーはまだだが、ロックもジャズも
私の芝居の中の効果音として使っている。

生の演奏が聴きたかった。
身体の中から滲み出す音を、体感したかった。

ここフェニックスには、日本人の和太鼓奏者がいて、
人気があって全米を忙しく駆け回っていると聞いた。
私たちの公演にも忙しく来られないとの話、
ところが金曜日の公演に来てくれたのだ。
そして気に入ってくれたのか、一緒に夕食を、と誘われた。
願ってもいないこと、なぜなら彼は、ホピ族とバンドを組んでいるから。
そして彼は公演前に、決まった山に登り、
もちろんその山は赤茶けた岩だらけの山なのだが、
朝日が昇るのを見ながら太鼓をたたくのだという。
その映像を見せてもらったのだが、

もの凄く格好良い!!

俄然興味を持ったら、なんと翌土曜日の夜にコンサートがあるという。
足さえ確保できれば行きたいと申し出ると、
なんとチケットも車も確保してくれた。

片道1時間半、200㎞程の距離だろうか、
帰ってきたらペットボトルがぺしゃんこになっていたから
結構な高地に行ったのだろう、
星が滅茶苦茶きれいだった。

会場は、よくアメリカのドラマに出てくるような集会場のようなところ、
結構年配の男女が集まっている。
元ヒッピーと言った感じだね、とは一緒に行った人の感想。
和太鼓の響きにノリノリだった。
ホピ族の彼は乾いた声で歌を歌い、笛を吹き、太鼓をたたく。
それはなかなか面白い、
その彼が、ただ一度だけ大太鼓を叩いた。
その響きの強烈なこと。

何が違うのだろう、

そんなホピ族と共演できる彼が羨ましかった。
この夜を用意してくれた彼に、大感謝!

彼の名は、ケン・コシオ
コメント
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