ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『シャッフル』

2008-11-02 23:17:40 | 新作映画
(原題:PREMONITION)

※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。



----この映画の原題の『PREMONITION』って、どういう意味?
「前兆, 予感とか訳されているみたいだね。
でも、この日本語タイトル『シャッフル』は
この映画にピッタリだ」

----どうして?
「うん。じゃあ簡単にストーリーを話そう。
主演はサンドラ・ブロック扮するリンダ。
親子4人で幸せに暮らす彼女の元に、
夫・ジムが自動車事故で死亡したという報せが届く。
ところが翌朝、死んだはずのジムが何事もなかったように目の前に。
しかしその翌日には葬式が行われ、
なぜか長女の顔には見覚えのない傷が……。
しかも一度も会ったことのない女性が
自分のことを覚えてないのかと不審がったり、
見知らぬ精神科医が彼女を訪ねてきたり…。
何かが絶対におかしい----。
そう思ったリンだは、
カレンダーと照らし合わせた結果、
曜日がバラバラに“シャッフル”された1週間が
やってきていることに気づく」

----ニャるほど。それで“シャッフル”。
えいが観たくなってたのも納得。
「でしょ。
なかなかユニークなお話だよね。
でも観ながら、
まさかこれ夢オチじゃないよねとか、
もしかして周囲はみんな宇宙人の乗っ取り?など、
いろいろ考えちゃった」

----で、どうだったの?
「う~ん。
これはある意味、映画を観る際のリトマス紙だね。
映画に、ある不可知の事態についての
納得いく説明を求める人には、
正直言ってこれはあまりおススメできない」

----えっ、でもそれがなければ
単なるホラ話じゃないの?
「いや、そうとも限らないよ。
たとえばこの映画の場合、
この異常な事態に立ち向かう過程で、
リンダはそれまで知らなかった夫の考えや行動を知り、
さらにはそのことにより自分の夫への愛を深めていく。
つまり背景はあくまで背景で、
それによって生じたヒロインの心の変化と
そして成長とを描いているわけだ」

----う~ん。それでもやはり
納得いく説明は欲しいニャあ?
「まあ正直言えば、
ぼくもそれはそうだけどね」


         (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「眠るたびに一週間を行ったり来たりニャ」もう寝る

※監督はドイツの人だ度

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