前回のブログに続いて、またまた進々堂が登場する。
大学4年生のときに、教員採用試験を東京都・静岡県・京都市・埼玉県の4箇所で受験した。その京都受験の折の1966年(昭和41年)に初めて進々堂に入った。その頃は多分京都大学前にあったお店だと思う。10人は座れるほどの、大きな長方形テーブルで学生が熱心に本を読んでいた記憶がある。その雰囲気が気に入って、京都にやって来た時の喫茶店は、イノダ珈琲か進々堂と決めていた。
最近は、府庁前店によく出掛け、モーニングでコーヒーを味わうことが多い。(写真:進々堂府庁前店)
又数年前からは、家人の友人のTさんが進々堂から取り寄せるシュトーレンを、私たちもご相伴に預かっている。その味を知ってから、進々堂に”惚れ直し”た。それまでシュトーレンの何たるかも知らなかったが、副えられている小冊子を読んで、これがドイツの伝統的お菓子であることを知った。
ドイツでは11月の終わり頃から薄くスライスしたシュトーレンを毎日一切れずつ味わい、クリスマスを迎える喜びを膨らませる。粉糖に包まれた細長い形がキリストのおくるみに似ているとかも言われているそうな。
今年も、昨日Tさんからシュトーレンを頂いた。ドイツの伝統の様に我が家でも昨夜、薄くスライスして早速頂いた。これは直ぐに食べ尽くしてしまうのが勿体ないからなのだが・・・。洋酒漬けフルーツとバターの味わいは、つくりたてよりも日が経つほに熟成されて美味しくなるそうだが、兎も角美味い。