どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「SUPER 8」

2011年06月26日 | 映画
映画「SUPER 8」を鑑賞。何気に以前から期待していたものの内容についての予備知識は殆ど無い状態で鑑賞しました。
あれこれと想像していた内容と結果的には同じでしたが、逆に期待通りの映画でもあった訳で大満足な結果です。
80年代のスピルバーグ映画なんかに影響を受けながら8mmで映画を作っていた自分自身のあの当時のワクワク感やら何やらな空気感みたいなものも感じれて映画の面白さや期待やドキドキ感というものが懐かしくも素直に感じられて楽しめました。昔スピルバーグの映画を見て感じたような楽しさとかが再び味わえました。
内容についてはネタバレになるので書かないでおくが、何者かの正体というのを見せないで描く演出がとても良かった。
今はCGで安易に何でも見せちゃう傾向にあるが、見せない方が想像力も刺激されて集中出来て楽しめます。
最終的には正体はちゃんと見せてくれるのですが、あぁやっぱりこんなデザインのアレになっちゃうのね・・と正直これなら最後まで見せなくても良かったかもとも思ったりもちょっとしたけど、まぁ許せた。
キャラクターの設定や背景が練られていてそれぞれの個性が魅力的に出ていた。悪者の存在も昔のスピルバーグ映画みたいで分かりやすい。何気に主人公達の作る自主映画作りの過程もしっかりしていて完成版が見たくなるものでした。
そして、エンドクレジットにてその自主映画の完成版が見れるというのも良かったです。
超大作の本編もいいけど、その自主映画の完成版がなかなか面白く見れて、本編の続編よりもこの自主映画の監督の次の作品が見てみたい!と思っちゃいましたよ。こちらはスピルバーグではなくロメロ監督に影響を受けたようなゾンビものの映画。楽しく良く出来てた。
タイトルのSUPER 8というのはコダックの8mmフィルムとカメラの事。
僕も初めて自主映画を作った中学の時に使ったのはこのSUPER8でした。8mmの映画作りは独特の面白さがあったなぁ。手探りで友人達と一緒に遊びながらも真剣に取り組む姿勢は今も昔も変わりません。
いまだにあの頃から変わらずに自主映画作りを続けているのは、映画作りの楽しさを知ってしまったからだと思います。仕事では楽しさを味わえなくもなったりもするから自主映画で初心に戻れるのは僕にとってのある意味楽しみでもありますね。


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