もたもたしてるとすぐに冬コミになってしまうのでさっさと行きます紅楼夢戦利品レビュー。そのほか、年をまたいで溜まってるレビューもあるので爽やかな気持ちで新年を迎えるためにも今年中に終わらせておきたい。
・SASUKEの里瓦版(SASUKEの里)
いろんな側面で物議を醸している東方Project最新作「東方獣王園」。中でも、唐突にプレアブルキャラ化した藍さまと大量の周辺情報を見たとき、わたくし人形使いは「これ、八雲一家メインでやってるサークルさんは軒並み脳を爆破されているのでは……?」と思ったので、八雲一家メインで活動しているサークルさんの中でも最古参サークルのひとつであるこのサークルさんにお話を伺ったところ案の定脳を爆破されていました。
今回配布されていたペーパーには、脳を爆破された結果藍さまが主人公のギャルゲー設定が記されておりました。攻略対象キャラが8人とイヤに充実している上、うち3人がスジ者うちひとりが昔の女うちひとりが同族でバチギスとどう転んでも刃傷沙汰にしかならないラインナップとなっておりわたくしワクワクが止まりません。SASUKEさんいわく「この中では典がいちばん美味しいキャラ」とのことなので、ぜひとも愛憎渦巻く同族嫌悪カプ百合展開をお願いします。マミゾウさんは裏で紫さまに食われてそう。
・握り固めた拳(泥舟海運)
な……なんすかこのファンシーな表紙に似合わないタイトルは……。
毎度おなじみほのぼのに見せかけて要所要所で行われる萃香さん虐待がもはや伝統芸能の趣すら感じられるサークルさん、今回の新刊はショート漫画3本立てでお送りします。サザエさん方式ですね。んがぐぐ。
1本目「握り固めた拳」、タイトルと主役が萃香さんであることですでに悲劇の予感。珍しくメイド服などをお召しの萃香さんですが、普段の行いから予想できる通り家事など望むべくもなく、都合3度に渡ってゴミに出されるという憂き目に。そこにはもはや鬼の尊厳はありません。そしてなんだそのデッサンが狂ったジョージ秋山みたいな怒り顔は。
ラストの美宵ちゃんのタイトル回収パンチの構え怖すぎる。
2本目「悲劇の不三郎」、誰だよ不三郎って。誰かと思ったら育毛剤と脱毛剤を間違えられた被害者でした……。犯人はうどんげ。
うどんげはその罪を雪ぐべく育毛剤100本の製作に励みますが、そこにメディスンの魔の手が。このサークルさんではメディはすっかり永遠亭の一員といった感じでたいへん微笑ましい。長い髪にあこがれて育毛剤をくすねてしまいますが、うっかりやりすぎて毛羽毛現に。同時刻、永遠亭のいたずら兎であるてゐもおなじく毛羽毛現に。でもロングヘアてゐもかわいいな。
などとほのぼのしていたところをえーりんに目撃されてしまいます。そしてえーりんも毛羽毛現と化してしまうんですがラストのうどんげのリアクションがあまりにも辛辣過ぎて、わたくし涙を禁じえませんでした。もっとえーりんにやさしい言い方があろうもん。
3本目「猿を操る程度の能力」、獣王園の新キャラでこうばさんイチオシの美天ちゃんが主役。こうばワールドにおけるどうぶつさんたちは愉快で好き。
早苗さんにいいように使われている美天ちゃんには、ほんのり不憫キャラのかほりを感じました。獣王園は新キャラが多いだけでなく新しい関係性も提示されたので、そのへんが今後どんなふうにこうばワールドに反映されていくのか楽しみですね。
ラストのだらけた八千慧さん好き。これヤクザの組長なんだよな……。
・Vtubers香霖堂プロの日記(さばーい出版)
世は群雄割拠のVtuber戦国時代。幻想郷にもVtuberブームの波がやってきました。というわけで本サークルさんの新刊は前回に引続き東方Vtuber本。
このサークルさんの本は昔から読んでますが、思うに香霖の経済力はどこから出てくるんだろう……。というわけで魔理沙の思いつきから速攻で香霖堂プロが誕生!
しかも最初のVtuberはボイチェン使ったこーりんという裏で見てるとなかなかの絵面。そこから魔理沙のスカウトによってVtuberがどんどん増えていくわけですが、1期生のアリスや紫あたりはまだいいとして、2期生シロクマ人チルチルでいきなり本名バレ、3期生はウサギキャラという発想で作られたぴょこらはパクリキャラ&人身売買の疑いとなんだか妙に生々しいVtuber業界の闇が浮かび上がってきています。
個人的にはライム&サエのバチギス配信とか見てみたいですね。そして後輩がキモがってコラボしてくれないリンちゃんかわいそう。
一連の東方Vtuberシリーズはとても好きなので、これからも配信中に心霊現象やゴキブリ出現などVtubnerあるあるを盛り込んで続いてほしいですね。
今日はここまで。
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