A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

塚口サンサン劇場「バンバン!」マサラ上映トゥメってきました!

2024-02-23 23:39:55 | 映画感想
 こないだバーフバリ連続マサラ上映で腕がヘシ折れるほど王を称えてきたばっかりですが、間髪入れず今回は「インド映画史上もっともわかりやすいクラッカーを鳴らすポイントがある映画」ことこの作品で足がブチ折れるまでトゥメりまくれ!
 
 
 最近ずーっと雨ばっかりだったり低気圧だったり気温の変化が激しすぎたりでメンタルも下がりがちでしたが、そんなときには塚口です。塚口はいつも人体の許容量をはるかに越えた元気をくれる……。
 さて今回もクラッカーの購入からスタートです。ヨドバシで買おうとも思いましたが通販だと在庫がなかったので全開のバーフバリと同じように塚口駅近くのダイソーで列買い。今回は10発入り×12袋の120発。列で言うと2列分買ってきました。
 恒例の待合室ではいつものごとく3連休の残り2日は筋肉痛で寝込む覚悟キメキメのトゥメラー(トゥメリを踊る人)がひしめいています。
 twitter(頑なにXとは呼ばない)では今回が初参加の方や相当な遠方から参戦予定の方もかなりの数いらっしゃるようでとてもめでたい。囲め囲め新規を沼に沈めろ。
 そしてこれまたいつものごとくいろんなお土産を頂いてしまいました。このお礼はレポでお返しするということでよろしくお願いします。
 
 
 
 なぜマウンテンデューなのか。それは作品を見ればわかります。ほかにも恒例のクリアファイルや紅茶、お菓子などを頂きました。皆さんから頂いたお土産は余すことなくこのレポを書くためのエネルギーとなっています。感謝。
 待合室でご挨拶させていただく方がだんだん増えてきたのも嬉しいところ。最近の塚口のマサラ上映はもう半分くらいプチオフ会気分。
 また、壁のポスターをチェックしていたところ「哀れなるもの」のポスターがあったのでびっくり。これをやってくれるとは思わなかった……。パンフも入荷してくれるかな。
 さて上映時間になったので館内へ。
 今回の上映前スクリーンはいつも通りこんな感じ。
 
 
 わたくし人形使いは精神的引きこもりなのでなかなか初対面の人には声をかけられませんが、マサラ上映のときはなんかもういろんなタガが外れているので両隣の方にご挨拶。
 今回の両隣の方は、一方の方が初塚口&初マサラ、もう片方の方は遠方から夜行バスで来られた1年ぶり2回目のマサラ上映だそう。ぜひとも楽しんでいただきたい。囲め囲め新規を沼に沈めろ絶対に逃がすな。
 いつも通りシアター4内はまだ上映が始まってもないので今にも爆発寸前のニトログリセリンのごとき熱気に包まれています。そしてその熱気の中から、我らがシネマイスター☆トムの登場だ!
 恒例の前説……の前に、支配人自らお手本トゥメリが炸裂! 館内の熱気、爆上がり。完全に息が上がってますが大丈夫ですか戸村支配人!? 赤点滅のライフゲージが見えてますよ戸村支配人!
 いきなりのトゥメリ予行練習が始まりましたが完全に予行練習の勢いではない。両隣の方がドン引いてないか横目でチラ見してました。初めてのマサラでこんなん見たら引かない? 大丈夫? 塚口のマサラ上映だよ? まあ多少困惑したところでそんな困惑は熱気の渦の中に巻き込まれて消滅するわけですが。
 そんな感じでいつも通りいきなりフルスロットルで始まりました「バンバン!」マサラ上映、一体どうなってしまうのか!?
 
 まあどうなるもこうなるもいつも通りなわけですが。
 もう本作の主演であるリティク=股下20メートル=ローシャン氏がスクリーンでキメ顔するたびに客席からは黄色い悲鳴と歓声が轟き、スクリーンで爆発が起こるたびに紙吹雪が舞い、BGMに合わせて鳴り物が鳴り響くスクリーンと客席の一体感を感じられる素晴らしいマサラ上映でした。
 改めて見ると本作、序盤の段階でリティク氏の魅力を全力で顔面パンチしてくるんですよね。あの長い手足から繰り出されるアクション、まさに「宝石のような」という形容がふさわしい瞳、甘いマスク。
 で、これだけ「カッコイイ」「セクシー」という印象を与えておいてのハルリーンとの初対面の場となる酒場でのやり取りでちょっと抜けたところも見せるというのがキャラの見せ方として用意周到すぎて、沼に落ちたときに初めてベルトコンベアに乗せられていたことに気づくわけですよ。
 あと「残された時間は、今日1日だけだ」のシーンで隣のお姉さんから口からでも喉からでもなく魂から出てきたとはっきりわかる「カッコイイ……♡♡♡」の感嘆の声が漏れてたことをここにご報告します。今回のMVPはあなたに差し上げたい。そりゃあんなのスクリーンの大画面で見せられたら魂から声出るわ。
 そしてそこから畳み掛けるようにまだ序盤なのに最高の盛り上がりポイントであるトゥメリですよ。これはマサラ上映に参加してみないと味わえない感覚なのでぜひとも実際に味わってみてほしいんですが、ラージヴィールがハルリーンの手を取ってさあトゥメリが始まるぞ!……という瞬間のあの空気が変わる感じ、たまらん。こればっかりはわたくし人形使いの拙い筆力で表現することができません。なので気になる方はぜひとも塚口サンサン劇場、塚口サンサン劇場にお越し下さい。(※顧客を巧妙に誘導する悪質なマーケティング)
 わたくし「バンバン!」マサラは今回が2回目となりますが、やはりこのトゥメリの盛り上がりは異常。ここ本当に映画館?(いつもの)ここでもう全員の頭の中からは「映画を見ている」という意識は吹っ飛び、完全にリティク氏のバックダンサーとなって踊ってました。塚口のマサラ上映に参加すると現実とスクリーンの境界線が消失するという経験ができます。
 「インド映画史上もっともわかりやすいクラッカーを鳴らすポイント」(略してIMP)の一体感たるや地球上ここでしか味わえません。マサラ上映については「ぼっち参加で大丈夫だろうか」という声がありますが大丈夫。塚口のマサラ上映にぼっちという概念はありません。この一体感の中では各々の「個」は容易に融解しひとつの「全体」となるのです……。
 というか毎回思うんですが早い。トゥメリが来るのが早い。未見の方に説明すると桃太郎で例えるとまだおじいさんとおばあさんと一緒に暮らしてる段階ですよトゥメリが来るの。
 ではこれ以降に盛り上がりポイントがないかというとそんなわけはない。というか直後に来る。撃たれたラージヴィールが傷の縫合をするシーンでの肉体美見せつけシーンでまた盛り上がるのが笑えます。あと思わずガン見してしまうハルリーンも笑える。パンフでの「これみよがしにその肉体美を見せつけるシーンが何回もある」の文言もセットだとさらに笑える。
 笑えると言えば今作の「かわいそうはかわいい」代表の副頭取ですよ。改めて見るとこの人本当に完全に被害者なんだよな。警察拉致られて拷問されるわ車は取られるわ撃たれるわでもう散々。彼が出るたびに客席からは「かわいそう……w」という声が漏れてたのが笑えます。
 インド映画沼にハマった人はわかってくれると思いますが、本作に限らずインド映画というのは尺がたっぷりあることもあって盛り上がりポイントが本当に多いので盛り上がりが持続するんですよね。マサラ上映だとそれが顕著にわかる。特に本作は笑えるシーンが多いので単純に楽しい気分になれます。
 そしてマサラ上映と言えば紙吹雪。今回も色とりどりの紙吹雪がスクリーンを彩ります。個人的にマサラ上映における紙吹雪には「色」「タイミング」「高さ」の要素があると思うんですが、塚口におけるマサラ上映の紙吹雪はこの3点をすべて高レベルでクリアしてるのが素晴らしい。特に爆発のシーンに合わせてオレンジの紙吹雪がシアターの天井近くまで吹き上がるシーンはもう完全にスクリーンの向こうと客席の境目がわからなくなる。
 このテンションが本当に最後の最後まで続くのが塚口のマサラ上映のすごいところ。いや本当に最後の最後まで続くんですよ。トゥメリであれだけスタンディングで踊りまくってたのにそれだけでは飽き足らず、エンディングの「Bang! Bang!」で辛坊たまらずみんなスタンディング! 三連休の初日なのをいいことに今この場で両足がヘシ折れても構わないという己の命すら顧みない盛り上がり!
 というわけで今回のマサラ上映も大盛りあがりのうちに幕を閉じ……ません! 拍手とともに現れたシネマイスター☆トムによるトゥメリおかわり×2!! バカじゃないのバカじゃないのもう大好き!!!
 といった感じで本当に最後の最後まで尻尾までたっぷりあんこが詰まったたいやきみたいなマサラ上映でした。アドレナリンがどっぱどぱでしたが翌日には反動でぶっ倒れてそう。
 しかし我々には休息のときはない! 戸村支配人からはRRRだけでなく「バンバン!」マサラも定期的にやっていくという発言がありましたので関係者各位は体力と火薬とお花紙を常備して次の戦に備えるのだ!
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