崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

真面目さの破たん

2016年03月02日 05時31分36秒 | 旅行
 私も日本に長く住んでも、なかなか慣れないものがある。早くから予定をしている3月のすべきことが近づいてきて、今になってハラハラしている。この事に関して1年間、心の中にあり準備しないといけないと思いつつ準備ができておらず、反省している。ただ心の負担を持った感しかない。世の中には4年後、1年後に予定されているものが多い。その間の時間がどのように使われていたか、考え直すべきである。私は毎月一回在日系新聞コラムを書いている。余裕を以て担当者から原稿請託が来る。それに私は直前に知らせてくれと言った。早くから心理的負担を負いたくないからである。出版は韓国側とは楽しい。スピーディに対応してくれるからである。
 日本では一般的に韓国のスピーディな企業に対して偏見をもっている。つまりスピードすなわち粗末さと感じている。スピードのないが美徳のようだが怠け者も多い。日本は高度な技術と会社の組織が安定していれば良いと思われたが経営破産になっているのも現実である。昨夜のクローズアップ現代ではその分析が話題になった。日本の企業が国際市場で競争力を失って廃れていく傾向にあるという。スピーディな外国の企業が選好されていることを考えてほしい。外国人に頼るか、外国企業に買収される話がある。国産(?)の政治と違って経済には国境意識が低く国際市場に広がる。遅いことには無駄な時間と心理的負担を長く持つだけではないのか。 

下関にも吹雪

2016年03月01日 06時15分10秒 | 旅行
좀처럼 영하로 내려가지 않는 시모노세키에 어제 눈보라가 후리쳤다. 산에서 해협으로 쏟아지는 눈보라를 보면서 문득

눈보라가 휘날리는 바람 찬 흥남부두에..목놓아라.. 불러봤다... 찾아봤다...금순아 어디로 가고 길을 잃고 헤매었던가...피눈물을 흘리면서... 일사이후 나홀로 왔다...

라는 노래가 떠올랐다. 평생 노래를 할 줄 모르는 나에게도 멜로디와 가사는 살아있는 것이라고 생각했다. 이 노래는 1.4 후퇴 당시 흥남 부두에서 홀로 피난 나온 사람의 심경을 읊은 것이다. 바로 그 때 나는 38선 밑 시골 마을에서 중공군의 침입에 떨고 있을 때이다. 지금 생각하면 그 추위에 어떻게 살아 남았을까. 유럽의 난민들이 이불을 원하는 뉴스가 들어 오고 있다. 참으로 안타깝다. 눈보라는 한겨울에 있는 것 오늘 3월인데 강추위가 찾아왔다. 한국의 봄눈이나 봄바람은 부드러운 것이지만 일본에서는 매서운 것으로 알려져 있다. 어제의 춘설이 봄눈처럼 녹아 버들강아지 물 오를 철임에 틀림없다.
요즘 일본의 난동으로 매화가 만발한 뉴스가 흘러나가 한국에서 일본으로 꽃구경하러 온 사람들이 있다. 매서운 춘설을 맞아 한 겨울로 떨고 있다는 것이다. 더위와 추위를 상품으로 하는 관광이 있다. 따뜻한 남국을 낙원이라고 선전하여 만들어진 관광 명소는 하와이를 들 수 있다. 븍쪽의 설경을 선전한 핀랜드의 산타크로스 등 겨울 관광 삼품이 유명하다. 흥남부두에 관광객들이 붐비는 날은 언제 올까.

なかなか零下まで下がらない下関で昨日吹雪が激しかった。 山から海峡に吹いている吹雪の勢いを見てふと

 吹雪がひるがえる興南(フンナム)埠頭に
 号泣しろ.. 呼んでみた... 探してみた...
 クムスンはどこへ行って道に迷ってさ迷ったのか
 血の涙を流して...1.4後退後私一人できた

という歌が浮び上がった。メロディと歌詞が私の脳に刻まれている。この歌は朝鮮戦争の時連合軍が北進したが中国からの支援軍の侵入によって1月4日、後退した当時興南(フンナム)埠頭で一人で避難してきた韓国人の心境を歌ったものである。まさにその時私は38度線附近の田舎の村で中国共産軍の侵入に震えていた。今考えるとそんな寒さにどうして生き残れたのだろうか。今ヨーロッパの難民がふとんを求めているニュースを聞くと心が痛い。
 吹雪は真冬にあるもの、今日はすでに3月なのに厳寒。韓国では「春雪」「春風」はやわらかいが日本では強い。昨日の吹雪が春雪であろうか。この頃日本の暖冬で梅が満開だというニュースが流出して、韓国から日本に花見に来た人々が吹雪のま冬の寒さに震えているという。暑さと寒さを商品とする観光がある。暖かい南国を楽園だと宣伝して作られた観光名所はハワイ、雪景を宣伝したフィンランドのサンタクロースなど冬ものの観光商品が有名である。興南(フンナム)埠頭に観光客が混雑する日はいつ来るのだろうか。