我が家の犬のミミが膀胱結石と診断され、食餌療法で結石を溶かすため治療食用の缶詰だけを食べさせて一週間に経過している。そのために私たち人間も肉料理などを控えており、ダイエット期間になっている。成果は少しはあるように思いたいが、オシッコの出はあまり芳しくない。結石が小さくなり、体外に排出される事を望んでいる。私は最近太り気味なので食餌療法で小食を考えているが、栄養のバランスを考えて少しずつではあるが、あれこれ出す家内の食事ではどうしても多めになる。この際犬と同様ダイエットができればと思っているが、なかなか難しい。食欲を抑制することは難しい。仏教では肉を禁食、イスラムでは豚肉、ヒンズー教では牛肉を禁食とする。多くの宗教は禁欲を教義とする。禁欲とは「欲望」との戦いである。禁食も慣れてしまうとただの食習慣にすぎない。私自身は禁欲に強いとは思わない。たばこや酒は自然にしない。酒を飲まないのは父からの影響かもしれない。
昨日は市民会館ホールで井原西鶴の「一代女」と近松の「近松物語」の映画を観覧した。「男の性」中心の社会において「女の性」が振り回された一生をみた。「性」は愛だと言われているが「欲望」の乱暴性や暴力性にもなりうる。