崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

9.11

2011年09月11日 05時46分03秒 | エッセイ

今日は9月11日。誰しもアメリカニューヨークの貿易センター事件の生々しい画像を思い浮かべる。また今年は日本の東日本大震災が3月11日、時計の針では180度に対照的である。人災、天災の差はあっても前者に3千人、後者に2万人弱のたくさんの人命が奪われた災難であった。中国や韓国など中国文化圏では明日は8月15日夜の満月を祝う「秋夕」の日である。この日には遠くからでも親族が集まり、死者を祀り、墓参りをする。日本では全く無感覚であり、文化が違うといえる。日本は福沢の「脱亜」に成功したようである。西洋化、近代化においては西洋に注目し、アジアには目を向けることがなかった。
 しかし時代が変わった。今、日本は中国市場が世界的に注目され、韓国の国際化に驚くようになった。歴史の流れの変わり目は韓国ドラマであろう。昨日行ったビデオショップには韓国のドラマ映画のコナーが2列半のスペースを占めていることにその勢いを感じた。私の人生においても国際潮流が激しく変わるのを体験している。これから数年の内に何が大きく変わるのだろうか。憎しみのテロから和解と平和の変化はなかなか難しく、見えてこない。その変化を早く見たい