崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

『女範』が「女犯」

2017年10月25日 05時21分28秒 | 日記

 今の時代では自作出版もできる。しかしよい出版社、よい編集者の手を加えて行う必要がある。数日間ほぼ最終段階のゲラの校正をした。執筆から推敲、校正などで自分の原稿を読んでいく。読みやすくなっていく。嬉しい。先日読書会である人の文章を読んで、専門用語を羅列、難文の例を話題にした。この度の校正などの過程を通して出版社、編集者の存在を重く感じている。読みやすく、解りやすくなっていく。名文のように読んだ。しかし大きいミスを一つ見つけた。李朝時代の女性教養必読書の本『女範』が「女犯」になっていた。今までその誤字が見つからず通ってきたのが不思議。意味の真逆のミスがなぜ初稿で見つからなかったのか、自分で驚いた。18歳の少年が81才の少年になったミスが注意例になっているが、『女範』とは真逆の「女犯」も良い例であろう。これだけでもこのたびの校正は大きい成果である。


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