崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

民主主義のテスト

2019年09月02日 05時48分04秒 | エッセイ

 どこでも話題は日韓関係の悪さ、昨日二人の韓国の留学生から日本の企業に就職内定を喜ぶ話を聞いて、日韓関係の悪さが飛んだ。私のもっとも親しい友人、今は故人となったウ君の家族に文化人類学の秀村氏が会って、その写真を送ってきた。懐かしい。寂しい。他の二人から私に日韓関係についての発言を自制せよと、私の安全を気にして話をしてくれた人がいた。日韓関係の危機感を感じているようである。私はそれ程ではない。
 「
戦争で竹島を取り戻せよ」と言う人もいる。話題で、メディアに乗りたい、有名人になろうとする。危険な(?)発言で無名から悪名へ、有名人への近道がある。多くの人がそこを歩く。自制することも勇気が要ることである。不満無し、黙々としっかり自立することが必要である。政府と国民が二分される論理が定着するようである。国民の世論が政治に反映されていないされるとするならば、民衆の意見が反映されていないことになる。日韓の民主主義のテストになる。