窓際に置いた生け花は少し萎れても、手直す暇もなく、ワンアジア財団理事長一行を駅でお迎えし、カンボジア以来の再会であった。大学の玄関では学長、副学長ら教職員が並立して佐藤洋治理事長を待っておられた。私に大学がこのような広い「勉強部屋」を下さったと言いながら東アジア文化研究所に案内、記念写真を撮った。
講座は鵜澤先生のイントロ、私が14回の総括の画像を流しながら要約、72才の理事長はマイクを持って移動しながら世界444大学の支援の状況から哲学、人類学のような話、生まれたばかりの幼児には自我があるのか、自我はどこにあるのか、脳か心かなど質問式講義を行なった。人は今日まで民族、国家などを作ってきたが、それを壊すのではなく、それらを生かしていくという「卒業」という言葉で越境を、「やがって世界は一つになる」希望を訴えた。
最後に奨学金9人、奨励金5人、10人の皆勤市民にプレゼントが授与された。大学が総合的に盛り上がった雰囲気であった。韓国から釜山東亜大学校の李学春教授、啓明大学の中村八重准教授、フェイスブック友人の初対面の李氏、広島から金田晉先生、上水流久彦氏、楊小平氏が参加、その状況は今朝の山口新聞には180人参加し、海外研究者とのリアルタイムな意見交換もあったと報じている。
積極的に支援協力してくださった財団、本学の学長、副学長、法人事務局長、多くの教職員、学生、市民に深く感謝したい。インターネットや映像関係には学生白君、柴田君、教職員に協力を得ることができた。これから映像編集を含め、報告書の作成に入る。まだ仕事は終わっていないが、一段落したのでお礼を申し上げたい。