崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

平地風波

2017年01月07日 06時31分40秒 | エッセイ

 日本には言論の自由があると言うがどうだろうか。個人情報、プライバシーなどが過剰になり自分の存在さえないようにする人がいる。出生届もしない方がよいのではないかと思われるほどである。しかし政治家や芸能人などについては本人にとっては明かして欲しくないことも報道されている。しかし天皇については自制なのか言論の自由がないようにも見える。不敬罪がまだあるのだろうか。天皇ご自分が「退位」を言い出して平地風波を起こしている。お仕事が大変と理解する国民は多い。国民の最高の地位、最高の贅沢、幸せの頂点におられるというと、多くの人は自由がないから不幸であろうとも言う。羨望の地位であるのにそれを退位するという発言は評価される。しかし、高齢になって世俗的制度引退のようなことを言うのはいかがなものであろうか。日本国家の象徴であれば世俗的なことを言い出し、平地風波を起こすべきではない。