崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

トータルビューティ学科の国際化

2009年12月19日 06時42分06秒 | エッセイ
 全国の大学で唯一のトータルビューティ学科が東亜大学にある。その学科の提言や創立には教員たちの理解や賛同を十分得られたものではない。中には公に非難する人もいた。それは校外においても同様であり、学科存立の危機とも思われた。しかし韓国からは非常に注目されていた。韓国では大学に美容や皮膚管理に関する学科が多く、学会も多い。その一つの学会の全国大会も本学で行われた。日本でも知られながら韓国から留学生もあり、定員超過までなっている。
 創立者の先見の目といえる。昨日韓国の昌信大学の美容芸術学科と東亜大学トータルビューティ学科と姉妹提携の調印式が行われた。私は先見の目に賛辞を贈りたいと思った。しかし「先見」は必ずしも当たるとはいえない。私は日韓関係が良くなることを考え、実現させようとして発言して「親日」とも言われた。誤解と非難にはほんとうに耐えがたいものであった。しかし今それは昔のこととして過ぎた。ひそかに喜ぶ。私の先見はまだ多く残っている。それが実現される社会を夢見てそれが実現されることを願って、書きながら生き続けたい。写真は昌信大学の一行が拙宅を訪問したものである。