崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

長周新聞

2007年10月27日 07時14分10秒 | エッセイ
下関市田中町の長周新聞の存在さえ知らなかったが、先日取材を受けて初めて知るようになった。1955年に創刊、50年以上の歴史を持っている地方新聞を下関に住んでいるのに知らなかったことを恥ずかしく思った。私は記者に日本の新聞が右より、左よりになっているのはおかしいと言ったことがある。すぐ文化面半分ほどに私の研究状況と周辺事情が記事化された。実に客観的で内容的にも充実したものが書かれていた。後になってある方の情報によるとその新聞は客観性のないとはいうが、それをそれほど感じなかった。私の思考が偏ったからかもしれない。とにかく知っておきたかった。昨日新聞社を突然訪ねて、編集局長の案内で創立者の福田正義氏などに関する記念展示をみた。福田氏の「独立、民主、平和、繁栄、民族文化の発展」の努力がよくわかった。写真の中には占領中の在日朝鮮人達の朝鮮学校閉鎖に反対する大規模なデモのものもあった。興味深々であった。今日は朝鮮学校の授業を参観する予定である。